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吾輩は猫である

テーマ:小児歯科, 虫歯 2010.04.24

こんにちは。今回は僕たちが主役です。

僕たちのご主人さまは、僕たちの口の中のことがとても気になるみたい。

「人間は歯が生えかわるけど、こいつらは???どうだっただろう。歯が生えてきたときのことは覚えているけれど???」

僕たちは生まれてから3~4週間ぐらいから乳歯が生え始めて、8週間ぐらいまでに生え揃うんだ。乳歯は3ヶ月から7カ月ぐらいまでに永久歯に生え変わるみたい。すごく早いサイクルだとご主人様は驚いてた!人間よりずっと寿命が短いんだから当たり前なんじゃないかと僕たちは思うんだけど‥‥。

猫の乳歯は26本(人間は20本だよ)

上あご=切歯3本 犬歯1本 前臼歯3本 左右合計で14本
下あご=切歯3本 犬歯1本 前臼歯2本 左右合計で12本

猫の永久歯は30本(人間は親知らず入れて32本さ。)

上あご=切歯3本 犬歯1本 前臼歯3本 後臼歯1本 左右合計で16本
下あご=切歯3本 犬歯1本 前臼歯2本 後臼歯1本 左右合計で14本

人間もだけど、生えかわりの時は歯肉が炎症を起こしたりするから永久歯が生えそろう生後7か月頃は僕たち猫のお口の中をチェックしてみてね。

僕たちはあまり虫歯になりません。虫歯というのは糖を摂った後ミュータンス菌のせいでお口が酸性になって歯が溶けてしまうこと。

猫のお口の中はpHが高くて、つまりはアルカリ性。ごはん食べてもそれほど酸性にかたむかない。そして、すりつぶしたり噛み砕くための歯がないから噛まないで丸飲みだし、歯と歯の間も空いてるからそんなに食べかすが残らない!よかった~~。

でも、生物に絶対ということはないんだって獣医さんに言われちゃいました。人間と一緒に暮らして、人間と同じ食生活してるとやっぱり虫歯になることもあるんだって。あと、猫は歯石が溜まりやすいから、年取ったら獣医さんで歯石取りをする方がいいし、口内炎もできやすくなるから、人間同様お口のケアは大事ってことだね!!やっぱり歯周病で歯が抜けちゃうのはいやだよ。

獣医歯科学という分野もあって、日本でも歯の治療してくれる獣医さんもいくつかあるけど根の治療とか細かいところになると専門の先生でないと難しいんだって。予防が大事ってことだね。

                                                                                                   

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