ブログ

今年の診療は今日で終わり

テーマ: 歯周病予防, 虫歯 2017.12.30

2017年もあとわずか。診療は今日の午前中まででした😊

診療の後は、正社員たちと私で大掃除でした。これで年明けはさわやかな診療室で気分も新たに患者さんをお迎えできることでしょう。

年末年始は、皆さまおいしいものを食べておいしいお酒を飲んで楽しく過ごされるのでしょうか。

で、オヤクソクですが、食後の歯磨きもお忘れなく。とてもありがちですが酔っぱらってそのまま寝ちゃわないように!!きっとお口の中は酸性に傾いて虫歯菌が大渋滞で、お口はネバネバで歯周病菌フェスティバルって感じです。翌朝、起きたときの口の中の身持ち悪い感じで多分激しく後悔します。(身に覚えアリ)

気を付けましょう😂

 

 

歯磨きとはつくづく奥が深いものなのですが、使用するアイテムの選択は大事だと思います。あとはやる気と根性と惰性?(良く言えば習慣)

歯間ブラシのサイズの選択ですが、結局はその歯間に適合したサイズに勝るものはないのですが、歯は欠損がなければ親知らずを除いて28本あります。歯間は上下合わせて少なくとも26か所あるわけで、その中には4Sしか入らないところもあればSでスカスカというところもあったりするでしょう。叢生(乱杭歯)があればフロスしか入らないところもあったりします。ブリッジがある場合、フロス(糸ようじ)は入りませんから確実に歯間ブラシが必要であったり。

その中でどの歯をどのアイテムで磨いていくか?(どの敵をどの武器で‥‥。)という問題を解決するのに我々は役立てるかと思います。答えは一つではないかもしれません。その方によっては歯ブラシの後、歯間ブラシを何本も持つより器用に一本の歯間ブラシですべての歯間を磨き切る技術を習得する方が早いかもしれませんし。一緒に考えていきましょう。きっと今よりよいお口の中の状態を得られるはずです😋

 

🐓本年は大変お世話になりました。来年もよろしくお願い申し上げます🐈

 

 

 

初雪

テーマ: 医院紹介 2017.11.19

新潟市で午前4時頃に、初雪を観測しました。新潟地方気象台によりますと、平年より5日早く、去年より17日早いということです。

日中、車で出かけたところフロントガラスを打つ雨粒にやがて白いものが混じりついに重たい雪に変わっていました。今年は早めにスタッドレスに替えていたので特に焦ることもなくドライブを継続しました。

「どうりで寒いはずだ」

❄二十代半ばの頃、今の魚沼市の診療所に勤務していました。そこは本当に雪深くて大変でした。新潟市に比べると予算と技術ゆえか除雪が上手なので通勤にそれほど支障はありませんでしたし、駐車場も消雪パイプで雪を溶かしてくれていました。ただし、朝停めたマイカーの上には昼休みにはこんもりと積雪が。歯科助手の女の子たちとふざけあいながら雪下ろしをしたことが思い出されます。真冬になると駐車場の消雪パイプの地下水も枯渇したのかでなくなり、お昼休みは自分の車を雪山から何とか掘り起こすのですが、午後七時診療が終わっていざ車を出そうとしてもスタックして車動かず!

❄「先生はダメだな!こんなとこに二駆で来るのがまず間違ってる!」と、ぶつぶつ言いながら一緒に車を押してくれたりしたものでした。雪国の女の子はとても強かった。そしてナース服に長靴がよく似合う。そして、華奢な体で普通に一人でタイヤ交換ができます(大概、父親が特訓するらしかったが、そうでなくても自動車学校が結構厳しめに仕込むらしい)

❄みなさん、高校を卒業して歯科医院に就職する感じなので十八歳から二十二歳くらいでした。とてもしっかりしていたなあ、と雪が降るたびに思い出します。私をメンタル的に社会人にしてくれたのは先輩歯科医師ではなくて、あの女の子たちだったなと今はなんとなく思います。別に雪の事だけじゃなくてね、いろいろと。素朴で生意気でギャルっぽくても、責任感とか自覚とか、ちゃんとした親御さんに育てられたんだろうなという感じがします。

ともあれ、新潟市の雪はドカッと降ると思い切り交通がマヒしたりするので困りますし、お手柔らかに願いたいものです。ホント、雪かきって腰に来るし。

 

⭐恒例。着せ替えクマ君は今月はちょいワルオヤジ風?

革ジャンかライダースーツのつもり。

 

お口の健康がメタボを防ぐ

テーマ: 歯周病予防 2017.09.30

今日は昼過ぎに急にはげしい雨が降って、驚きました。🌧

洗濯物が出しっぱなしで、もう一度洗濯する羽目になってしまいましたよ。午前中は結構日差しがあっただけになんとも不安定な天気。

 

さて先日珍しく糖尿病連携手帳をお持ちの方が来院されました。活用されている方をあまり見かけないのですが、それとも歯科が関係している事実はそこまで浸透していないからなのか。

 

お持ちの方は是非P14~P15をご覧くださいな。

なぜ、糖尿病と歯周病が結び付くのでしょう。

歯周病がひどい方に共通しているのは、健常者に比べて血中の炎症性サイトカイン量が多い事です。このサイトカインが大きくかかわって血糖値を下げるインスリンの働きを妨げ、血糖値が上昇するといわれています。サイトカインとは、細胞が産生する細胞間情報伝達のためのたんぱく質の一種です。

このメカニズムから、歯周病の治療が糖尿病に好影響を与えることが考えられます。特にⅡ型糖尿病では歯周病治療で血糖値が改善するとの報告があります。

そしてタイトルにあります肥満ですが、特にⅡ型糖尿病の原因の一つとされています。(しかし生活習慣と同様、遺伝的要素も大きくやせ形の人でもⅡ型糖尿病になることがあります)

ちなみに肥満とは摂取エネルギーが消費エネルギーを上回り続けて、体脂肪が必要以上に増えてしまうことです。その程度ですが体脂肪率の代わりにBMIを用いることが多く25を超えると肥満と判定します。BMIは体重を身長の二乗で割った数です。肥満と判定された人は、歯周病にかかっている割合が高く、食生活において歯周病予防を心がけると、肥満防止につながると歯周病の専門医の間ではいわれているようです。

ポイントは、規則正しい食事をして間食を減らすこと、よく噛んで食べること。しっかり咬むと唾液がたくさん分泌され、口の中をきれいにしてくれて歯周病を防ぎます。よく噛んで食べると満腹感も得られるので、摂取エネルギーの抑制にもつながるでしょう。

そんなわけで少々当たり前すぎる感もありますが。歯と口の健康を保てば肥満の防止になるようですよ。👄

夏休み?

テーマ: 医院紹介 2017.08.31

涼しくなりましたね。八月の最終日です。

小学校などは今日から、あるいはもう少し前から新学期だったところもあるようです。みなさん夏休みの宿題は終わったのでしょうか。
親御さんたちも協力するのが大変なようです。

私も子供のころを思い出します。アマガエルの研究とか草木染とか、自宅から学校周辺を網羅したジオラマを作った年もありました。洞窟を探検してそこの生物(蝙蝠とか)を調べてみたり、あとはアイヌ語の調査っぽいことしたこともあったような。思いだすと結構ハードだったけど面白かったかな。付き合わされる親は大変だっただろうけど。

car-usa.gif大人になった私の夏休みの最終日の宿題はこれです。

IMG_2258歯石を除去するときに使用するインスツルメントなのですが、グレーシーキュレットといいます。

各部位の歯根の形状に合致し、周囲組織にはダメージ(傷)を与えないように設計してあります。
そのため、部位ごとに使用するスケーラーの種類が決まっています。歯石を取るために先に刃がついているのですけど、その形とか角度がいろいろ違うんです。私や歯科衛生士が歯石を取るためにガリガリやってる時に使ってる道具ですね。技術も大事だけど、いい道具はいい治療につながりますので、メンテナンスは大切です。

歯周病の治療で患者さんの歯ぐきの中にたまってしまった歯石などを除去しているわけですが、このグレーシーキュレットは使っているうちにだんだん刃が丸くなっていくので包丁と同じで時々砥石で砥がねばならないのです。

20本近く砥ぎ続けたら左手が痛くなってきました。

お風呂でマッサージしよ‥‥。neko06.gif

頭がサンスター?

テーマ: 健康情報 2017.07.30

毎日暑くてだらけます。

そんな時庭のスペアミントの葉を煮出して紅茶とブレンドした、ミントティーをキンキンに冷やして飲みます。頭がスカッとします。
「頭がサンスター」
と、うちの母などつぶやいていて笑ってしまいました。ミントの清涼感=歯磨剤というわけです。大手メーカーというならライオンでもいいと思うのですが、ペンギンのサンスターの方が清潔感?
青い空と白い氷山の南極に住むという「清潔」なイメージを歯磨という製品に結び付けて考案されたそうですが。

そういえば世の中の歯磨剤の大半になんらかの香味剤‥サッカリンナトリウム、メントール、ペパーミントオイル、スペアミントオイルが入っていますね。

あの味がないと磨いた感じがしないという刷り込みのようなものもありますね。

歯磨剤の歴史は古く、紀元前1500年ごろの古代エジプトの魔術や治療薬の内容が記載されたエーベルス・パピルスには歯みがき剤の記載もあります。パピルスによると、歯みがき剤には粉状のものと、練り状のものがあり、
粉は   乳香(香りづけ)
     緑粘土(研磨剤)
     緑青 (殺菌作用)
練り状は 緑粘土、火打石の粉末(研磨剤)
     緑青 (殺菌作用)
     はちみつ(香味や粘結剤)
というように、原材料のそれぞれに歯みがき剤としての有効な機能が認められます。

日本では江戸時代などでは砂や塩などを使って歯を磨いたようですが、海外からの伝来の歯磨剤もあったようです。
明治になってからは西洋式の処方が伝えられたそうです。
多くの会社が歯磨剤(チューブ入りだったり箱入りだったり)を販売していました。戦後になって虫歯予防のためのフッ素入りの歯磨剤が販売されて、このフッ素入り歯みがき剤の普及とともに子供の虫歯はかなり減少したといわれています。

歯磨剤だけでなく歯ブラシ等ブラッシングのアイテムもとても進化したと思います。
ブラッシングの方法も40年前とは異なる方法を推奨しているともいえますしそれによって歯ブラシの形態も変わってきています。ご年配の方はきっとご存知と思いますが以前の歯ブラシはとても大きかったですよね。40年前くらいからはスクラッビング法やバス法という、今歯医者に行くとだいたい教わる方法が推奨されるようになり、それに合った形状の歯ブラシが開発されるようになりました。その後は歯周病の方に適した歯ブラシという事で歯周ポケットの清掃のために毛先の形状の開発がすすみました。いわゆる超極細毛とかテーパード毛というアレです。そのほか、今は歯間ブラシやフロスを当たり前のように使いこなす方が増えています。お口の健康に対する意識の高まりを感じられますね。

hiyo02.gif
夏本番という事で、医院のくまは衣替え。

IMG_2132

水着に着替えて海水浴です。

    

大きな地図を開く