不健康は嫌だけれども
健康寿命という言葉が昨今よく聞かれるようになりましたね。
そりゃ健康が一番なわけなんだけど、誰もがそれを望んでいるわけなんだけど、患者さんから「社会の迷惑だから、俺はあと十年でおさらばするぜ」「どうせ、治療しても、終わったころ生きているかしら」
みたいな軽口が健康な方から聞かれるようになったので、健康でいなければならないプレッシャーたるや相当なものなのでしょう。
もっと楽に健康でいられないものか…。実際健康なご長寿の方を見ていると、タバコぷかぷか、朝からステーキ(食べられるんだから、すごいけど)、お酒もよく飲むとか。「私の真似はしない方がいい」
バランスよく食べて、そこそこ運動。
「きのう何食べた?」というマンガがおすすめです。主人公の40代(最新刊では53歳だったか)の男性は体型維持のためでしょうが、「一汁三菜の献立の時は少なくとも二品はノンオイルルール」「夜8時半以降は白飯を食べない」
「おかずは甘じょっぱい・しょっぱい・すっぱいのバランスを取る」
「必ず緑黄色野菜を入れる」 そして「週に1.2回はプールで汗を流す」ここまでやれれば最高ですが現実はなかなか。新潟では放送されていませんが、実写ドラマ化されていてなかなか高視聴率のようです。うちではドラマやマンガを参考に献立を考えることもありますよ(笑)
マンガの内容はとてもリアルです。主人公たちが普通に年を取っていくところがいいです。親御さんの病気や老いを目の当たりにして自分の年齢を感じたりしますし、同世代として共感が得られます。実際、自分も親も病気になると大変なのでやっぱり健康に留意いたしましょう。健康寿命の延伸などという大きな話じゃなくて、そこはやっぱり自分のために。
よく咬むと認知症になりにくいそうです。あくまでもとある統計調査の結果ですけど、歯がなくて義歯も入れていないと残存歯数が20本以上ある人よりリスクが1.9倍だそうです。
入れ歯は面倒だし、すっごく邪魔なものだと思うけど、入れ歯を入れずに放置してしまうと本当に咬めなくて困った時に治療が困難になっている事もあります。残っている歯が動いたりかみ合わせがずれたりして元に戻すのはなかなか時間がかかってしまいます。おいしいものをバランスよく食べるためにも歯は大事です。
歯がなくなった時、入れ歯を入れるも入れないも本人の自由だと思いますし、嫌がられそうなら無理には勧めたりしません。ただ、ある方に初めて入れ歯を作成する治療方針を示したとき「必要な事なら受け入れます」とおっしゃってくれて、その方の誇りに胸を打たれることがありました。もしかしたら自分でかなり勉強してきたのかな?と思うくらい皆さん知識が豊富ですし、今はインターネットで色々な情報が得られますからなおさらだと思います。より長く自分の体を健康にメンテナンスしていこうという、メンタリティがカッコイイなって思う事も多いのです。歯医者としては、お力にならない手はないゼ😍 がんばります。
医院の庭はツツジが咲き終わってバラが咲き始めました。そのうち写真アップします。
今日はワイルドベリーを収獲して冷凍しました。溜めたらジャムにするのです。砂糖は保存を考えると多くなってしまいますね。ちゃんと歯みがきしますよ~