ブログ

11月November霜月

テーマ:健康情報 2020.11.01

昨日はハロウィン。今年は自粛ムードでしたかね。

今日から11月ですね。

今月の行事と言えば、酉の市とか新嘗祭とか七五三。世の中的にはアメリカ合衆国の大統領選の方がニュースとして騒がしいですけど。今年もあと二か月になってしまいました。コロナ禍で一年あっという間です。

今日はにおいの話。

口臭が気になるという訴えは歯科医院ではよく聞かれます。体臭が気になるという相談は皆さん何処にするんだろう。腋臭とかなら皮膚科ですかね。でも口臭も体臭も病気に由来することも多いですから加齢のせいだと侮らずにしっかり原因を知っていく必要があります。

😁生理的口臭という言葉を聞いたことがあるでしょうか。誰にでもあるにおいで、起床直後、空腹時、緊張時は特に口臭は強まります。これは唾液の分泌が減少し、細菌が増殖して口臭の原因物質である揮発性硫黄化合物(VSC)がたくさん作られるためです。しかし、歯みがきで細菌やVSCが減少し、食事をしたり、水分を積極的に補給するようにすることで唾液量が増加すれば急激に口臭は弱まります。したがって生活習慣の改善でよくなり、治療の必要がありません。

病的口臭ということもあります。鼻やのどの病気、呼吸器系の病気、消化器系の病気、糖尿病、肝臓疾患などが原因で口臭が起こる場合もありますが、病的口臭の90%以上は口の中にその原因があり、歯周病、歯垢(しこう)、歯石、舌苔(ぜったい)「舌の表面に付くコケ状の細菌の固まり」、唾液の減少、義歯(入れ歯)の清掃不良などがあげられます。病気の原因を治療することで口臭を減らしたり、治すことができますので診断を受けてください。

後は心理的口臭といって、自分自身で口臭があると思い込む場合もあります。

🙅体臭の原因は汗・皮脂・垢と細菌のコンビネーションで起こるらしいです。脂や汗は、分泌されたばかりではほぼ無臭ですが、時間が経って皮膚常在菌が作用することにより、これらに含まれる脂質やタンパク質、アミノ酸などの成分が酸化、分解されて、不快なニオイのするガス(揮発性成分)を発するようになるのです。これまでに数百種以上の体臭の成分が確認されています。汗腺にはエックリン腺とアポクリン腺があり前者の役割が体温の調節であるのに対し後者は性的アピールなどのためにあり特有のにおいがあるそうです。いわゆる加齢臭というのはエクリン腺からのパルミトオレイン酸、過酸化脂質やアポクリン腺のノネナールという物質だそうです。また女性ホルモンには汗を抑える働きがあり閉経後に汗をかくのはこのためです。

病気の可能性もあるので注意してくださいね。

脂漏性皮膚炎・・・・あぶらっぽい皮脂臭

糖尿病・・・甘酸っぱいニオイ、アセトン臭。リンゴやグレープフルーツなど果実の 腐ったようなにおいがします。

腎機能の低下、全身疲労など・・・・汗のアンモニア臭

甲状腺機能亢進症、パーキンソン病・・・・皮脂腺が活発になり独特の体臭

便秘・・・・・・便の腐敗臭

 

基本的に病気の治療が最優先ですが、汗は早めに拭いたりシャワーを浴びたり、周囲への配慮は必要になるので難しいところですね。もちろん口臭対策も大切ですから食後の後の歯磨きと定期的な歯科医院でのクリーニングは欠かせません。やはり、人と会う前には歯みがきしましょうね。いくらマスクしているからって食べかすや歯垢を歯にくっつけたままでいいというわけはありませんよ……ふっふっふ😷

 

うちのクマ君(二代目)もハロウィンの仮装(一応ドラキュラ伯爵??)から冬支度のダッフルコートにお着替えしました。

 

                                                                                                   

大きな地図を開く