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器具洗浄について

テーマ:医院紹介 2021.09.02

今年の夏はもう終わりでしょうか。今日はとても涼しい一日でした。

スタッフに暑がりな人が多いのでいつもエアコン強度が私にとっては強い…といつも思っていたので、今日の涼しさも一瞬エアコンの風と最初勘違いしました。またエアコン強風か!大概にしてくれ!お腹下すわい!と心の中で毒づいていたのですが、天然の風でした。

「もう秋か……」

 

もう一年近く前の事になりますが昨年「速洗」という器具洗浄機を導入しました。器具は可能なものはすべてオートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)で滅菌していますがその前にこちらの洗浄機を使用しています。

パワフルな水圧と、歯科特有のタンパク質をターゲットにしたアルカリ洗剤で熱水洗浄を行っています。汚れ(=有機物)が残っていると、その後の滅菌効果が低くなってしまいます。上下のアームノズルがそれぞれ逆回転し、扇型の洗浄水を噴射することにより、一度に広範囲の洗浄が可能です。また、洗浄・すすぎの全4工程で排水・給水を行いますので、1度除去した汚れによって、再び汚れてしまうことはありません。

さらにハンドピース(歯や入れ歯など技工物を削る持ち手の部分)の消毒にも使用しています。以前から使用後はすべてオートクレーブで滅菌していましたが、さらに滅菌効果を高めるために滅菌前に専用ユニットで洗浄を行っています。

この後袋詰め

そしてオートクレーブへ

こんな感じです。

最近はいろんな器具がディスポーザブルになっていて便利で安全です。例えば注射針、メス、縫合の針、ブラッシング指導で使う歯ブラシやPMTC(いわゆる歯のクリーニング)で使用するブラシやゴムのカップは使い捨てです。然し他の物、お口の中に入れる金属の器具やハンドピース、プラスチックのシリンジなどでも滅菌して再使用できる仕様の物を使うようにしています。私たちは大変多くのプラスチックごみを毎日出しています。地域の皆様の口腔の健康の為とは思いますが、ゴミは少ない方がいいですよね。

今後も滅菌、消毒には十分注意して診療していきたいと思います。

ご不明な点はどうぞスタッフまでお尋ねください。

                                                                                                   

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