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雨ばっかりですね

テーマ:健康情報, 小児歯科 2014.11.27

  近頃急に寒くなりましたし雨ばかり・・・・。

  でも全国的に11月はこれまで降水量が少なくて最近の雨でやっと平年並みというところらしいです。新潟も。

  最近知り合いのお子さんが溶連菌に感染したとの報告がありました。その時は「合併症とか起こすと大変だからお大事にね」といいましたけど、ここいらで溶連菌感染症について復習を。

 溶連菌感染症=A群β溶血性連鎖球菌に感染することを言います。潜伏期間は2~5日。

よく「子供がかかる病気」とも言われますが、体の抵抗力や免疫力が低下している大人や妊婦でも感染します。

高熱が出て、喉が痛み、舌に真っ赤なプツプツ(いちご舌)が現れるのが特徴です。

溶連菌はインフルエンザやはしかほどの強い感染力は持っていませんが、くしゃみや咳などの飛沫感染によって人にうつることが多く、特に「5歳から15歳の間では感染しやすい」と言われています。

溶連菌が流行っていて、抵抗力が低下している場合には保育園や学校などの人が多く集まる場所での注意が必要です。

溶連菌は普通は抗生剤がよく効きます医師から処方されるとおりに10日から二週間程度飲み続けてしっかり治しましょう。
熱が下がったといって薬を中断しすぐふらふら出歩いていてはいけません。
それはなぜか!?
合併症が怖いから。
溶連菌感染症は溶連菌一次症と溶連菌二次症に分けられます。
溶連菌一次症は前述のように熱や喉の痛みが主な症状です。
溶連菌一次症をしっかり完治しないと、今度は溶連菌二次症である急性糸球体腎炎やリウマチ熱を併発してしまうことがあります。溶連菌は一次症の後に起こる二次症の合併症の方が危険度が高いので、再発を予防するためにも安心せずに完治させることが大切です。

                                                                                                   

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