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○支援○歯援…×紫煙

テーマ:健康情報, 歯周病予防 2013.05.08

 先日歯科医師会から届いた郵便物の中に
「新しい成人歯科健康診査のご案内
   生活歯援プログラム」

というものがあった。少し前に歯科医師会主催のセミナーの時も取り上げられていたのですが。成人歯科検診というと一般的にはお口の中を拝見してここが悪いですよー、歯医者に行って治療してくださいねーというものなんです。でも、こちらはお口の中をのぞかない検診。質問紙票に記入してパソコンにデータを入力して判定結果が出るというデジタル世代に受けそうな感じ?判定結果によって保健指導や治療勧告をするというもののようですね。

お口の健康は全身の健康と深い関係があります。
お口の健康は寿命の延伸にもつながります。

①心内膜炎
  心臓の弁に歯周病菌が感染しておこることがあります。
  また、動脈硬化を起こしている血管に歯周病菌が付着すると血管を狭める作用を促進するといわれています。
②肺炎
  高齢者がなくなる最も多い原因が肺炎です。その中で多くを占めるといわれているのが食べ物や唾液が誤って肺に入っておこる誤嚥性肺炎でこれも歯周病原菌が大きな原因となっています。
③糖尿病
  糖尿病の合併症には網膜症、腎症、神経障害、心筋梗塞、脳梗塞がありますが、6番目の合併症として歯周病が知られてきています。歯周病を改善すると糖尿病もよくなるというデータも発表されています。
④胎児の低体重・早産
  歯周病の炎症で出てくるプロスタグランジンという物質が子宮の収縮に関わっているといわれています。
⑤タバコ
  喫煙はがんや心臓病、脳梗塞の原因として知られていますが、歯周病にとっても大きな危険因子です。禁煙が歯ぐきを救い、ひいて全身も救うといえましょう。

加えて、皆さんバージャー病をご存知でしょうか?
閉塞性血栓血管炎ともいいます。わが国では一万人の患者がいるそうです。
手や足の先が青紫色になって強い痛みがおこり潰瘍になってひどくなると細胞が死んでしまう(壊死)病気です。喫煙者に多いとされていましたが、血栓をおこした血管から歯周病原菌が検出されたことなどから歯周病との関連があるといわれています。

 これで全てというわけではありませんが、お口の中を清潔に保つことはとても大切ですapple.gif

 

                                                                                                   

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