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iQOSはじめて実物を見ました。

テーマ:歯周病予防 2018.08.30

先日飲み会の席で初めて加熱式タバコiQOSの実物を見ました。何をいまさらとおっしゃられるかもしれません。火をつけるタバコは喫煙中の方をもちろん見たことがあります。コンビニなどで販売されているところを見たことはあっても実物は目にすることも手にすることもありませんでした。タバコ葉を加熱し、ニコチンを含むエアロゾルを生成するそうです。

電子タバコともよばれますが乾燥葉だけでなく液体をエアロゾル化するVapeも含めてそう呼称するみたいです。

日本呼吸器学会の見解としては非燃焼・加熱式タバコや電子タバコについて、

  • 非燃焼・加熱式タバコや電子タバコの使用は、健康に悪影響がもたらされる可能性がある。
  • 非燃焼・加熱式タバコや電子タバコの使用者が呼出したエアロゾルは周囲に拡散するため、受動吸引による健康被害が生じる可能性がある。従来の燃焼式タバコと同様に、すべての飲食店やバーを含む公共の場所、公共交通機関での使用は認められない。

とし、使用者にとっても、受動喫煙させられる人にとっても、非燃焼・加熱式タバコや電子タバコの使用は推奨できないとしています。

主流煙の中のタールは減ってもニコチンなどは燃焼式のものと変わらないそうですから歯周病の治療及び予防のためには喫煙そのものをやめるべきだと思います。

我々は喫煙の程度を示すためにパックイヤーという言葉を使います。これは長期間にわたって、ある人が吸ったタバコの量を測定する方法です。一日に何箱のタバコを何年間吸い続けたかをかけあわせてて計算します。pack years=(1日の喫煙本数/20本)×喫煙年数という計算法です。
すなわち「1日のタバコの箱数×年数」という意味です。

この数字が大きい人は歯周病にかかる確率は大きいでしょうし、ほかの多くの疾病のリスクを引き上げます。

COPD(慢性閉塞性肺疾患)患者の90%に喫煙歴があり、60pack yearsでCOPDの罹患率は70%だといいます。今年亡くなられた歌丸師匠もこの病気でしたね。タバコは止められていたそうですが。

みなさん、タバコはやめましょう。

👄👄👄👄👄👄👄👄👄😋

医院の壁かけ、新作になりました。

 

 

                                                                                                   

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