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フッ素洗口が始まってる小学校が多いらしいです

テーマ:小児歯科, 虫歯 2018.03.31

希望者に対してフッ素洗口を週一回行う小学校が増えているようです。フッ素の虫歯予防の効果はよく知られているのでいうまでもありませんが、フッ素洗口とフッ化物塗布を両方受けても構わないのかという質問がたまに寄せられます。

日本は水道水のフロリデーションが行われていないので、フッ素洗口とフッ素塗布、家庭でのフッ素入り歯磨き剤を同時に使用しても、中毒症状や歯のフッ素症などが起こることはないのだそうです。

昨年2017年に1000ppm~1500ppmのフッ化物を歯磨剤に配合することが承認されました。

1000ppmとは0.1%のことです(フッ化物イオンとして)。

歯磨剤のフッ化物濃度が1500ppmに上がると虫歯予防効果が上がることが海外の論文などで読み取れます。しかし6歳未満の子供には使用を控えるようにと定められています。15歳未満の子供では歯科医師の判断の下で正しい量(1000ppmで1㎝程度)を使用している分には問題ないといわれています。必ずパッケージのフッ化物濃度表示を確認いたしましょう。

ちなみにフッ素塗布のフッ素は2%フッ化ナトリウムでフッ素としての濃度は9000ppmです。

フッ素洗口は週一回法の場合、フッ素塗布の十分の一で、0.2%のフッ化ナトリウムで900ppmです。一回分の洗口液を誤って飲んでしまったとしても急性中毒の心配はありません。

 

虫歯リスクの高い方は複数の方法の合わせ技で効果を高めることもできます。

 

医院のクロッカスが咲き終わり、そろそろチューリップやアネモネが咲こうかというシーズンです。バラも新芽が芽吹いてきてこれからという感じ。、春はいいですね。

 

 

 

 

                                                                                                   

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