梅雨です
こんにちは☂ 梅雨にまっしぐらですねえ!!
梅雨が明けたら夏休み・・・・・。
早く雨がやまないかしら……。
梅雨という言葉は中国から伝わったもので一説には「ばいう」で「黴雨」からきているそうです。カビの生える季節だから!!!カビでは語感が悪いため、同じ「ばい」で季節にあった「梅」の字をあてたのだそうですよ。カビの雨じゃ、あんまりですもんね。
先日のニュースで県内の12歳児(中学一年)の虫歯数が1人平均0.6本となり、13年連続で日本一となったことを報告していました。全国平均は1.10本だそうです。保育所や幼稚園や小学校でのフッ素洗口や給食後の歯磨き、学校歯科検診後の医療機関への受診勧告のためでしょうか。
他県から引っ越してこられた方は特に幼稚園のフッ素洗口に驚かれるようです。フッ素洗口しているのにフッ素塗布しても大丈夫なのか?などと尋ねられたことがあります。答えは「大丈夫」です。
用法を守ればフッ化物歯面塗布、フッ化物洗口、フッ化物配合歯みがき剤を併用することで効果が出ます。
フッ化物歯面塗布…年2~4回 9000ppm 乳歯が生えた直後から4歳
4歳以降はフッ化物洗口と並行。成人や高齢者にも効果があります
フッ化物洗口………毎日 225ppm または 週一回 900ppm
対象年齢は4~15歳頃ですが成人高齢者にも効果があります。
フッ化物配合歯みがき剤…1000ppm以下
吐き出しができない三歳未満児には500ppmの歯みがき剤
3~6才未満グリーンピースサイズを使用。 6歳以上は歯ブラシの植毛部の半分
先日患者さんに聞かれた質問に母乳は虫歯になるかどうかということ。
「歯が生えたらフッ素塗布しなきゃ」ということでお子さんをお連れになりました。きっとまだ卒乳していないのでしょう。昔は母乳を止める時期なども一歳くらいと言われ「断乳」という表現でしたが、これも見直され母子健康手帳の記載も変更されました。
一歳で母乳を無理に止める必要はなく、母子の状況に応じて自然にやめていけば良いという考え方が主流のようです。母乳育児が虐待の防止や育児不安の軽減に役立つとも言われています。
ただし、一歳を過ぎて母乳の続いている子供には、虫歯の発生が見られやすいということはいえます。
母乳及び哺乳瓶でのミルクや飲料の摂取による虫歯は、特徴的で上の前歯に集中的に虫歯ができます。歯の表側だけでなく裏側にもでいます。上唇・上あごと舌の間に乳首がはさまれるため上の前歯の周囲に母乳やミルク、飲料がたまりやすいのです。特に睡眠中は唇や舌も動かさず唾液の分泌も減少するため、寝る前に飲んだり飲みながら眠ってしまうと、歯の表面に飲料が長時間接していることになります。
母乳やミルクに含まれる「乳糖」は砂糖ほど虫歯になりやすくはないけれど、長時間前歯の表面に母乳やミルクをためてしまうと虫歯になるわけなのです。
母乳を与えたあとにはガーゼで拭ったり歯磨きをしてあげてください。そしてフッ素塗布も定期的に