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実りの季節ですが‥‥

テーマ: 健康情報 2010.08.25

暑いですね。休みの日はクーラーのきいた部屋でだらけるよりもましと思い、車で出かけてしまいます。真夏のドライブは海もいいですが、緑美しい田んぼに挟まれまっすぐに延びる広域農道をのんびり走るのも好きです。

残暑厳しい日々がまだまだ続いておりますが、あと一月二月経てば重たげな金色の稲穂と秋の日差しが美しい事でしょう。

話の持って行き方が少々強引ですが、今日は稲とアレルギーのお話。

イネ科の花粉は小児ぜんそくの原因の一つとして知られています。イネ科が花をつける五月以降は堤防などをジョギングしたりするのは避けた方がよいでしょうね。カモガヤ、ハルガヤ、ムギ、イネ、アシ、ススキ、ネズミホソムギ、ネズミムギ、ホソムギ、オニウシノケグサ、スズメノカタビラ、スズメノテッポウなどが知られています。ただし、お米の稲の花粉それ自体は花粉症や喘息の原因にはならないんだそうです。

私は喘息持ちではないのですが子供のころ稲刈りの時期は少し咳が続いたようです。

稲刈り後の稲わらやもみ殻を燃やしたときに出る煙の中に、ぜんそくの発作を引き起こす化学物質が含まれているそうです。もみ殻から出た「ちり」の抽出液を分析すると、細菌内毒素(エンドトキシン)が含まれており、体内でアレルギーを引き起こす「好酸球」を活性化させていたという裏付けがあるようです。

私の幼いころは近所の田んぼでもみ殻を焼いていました。最近では焼いているところをあまり見ませんが、もみ殻焼の煙からはアセトアルデヒドやホルムアルデヒドも検出されるそうです。

稲刈り後の田んぼから立ち上るもみ殻や稲わらの煙は、米どころの秋の風物詩。ですが喘息の方にはつらい時期のはず。どうか気をつけてください。

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