■ カテゴリー: 小児歯科
よく咬んでね♪♪
最近の研究において、「噛むこと」が上顎の発達と咀嚼の関連性について明らかになりつつあります。
勿論最近の子供たちに叢生(歯並びが整っていないこと)が多い理由については食生活の変化‥‥軟らかい食物ばかりを摂取している‥‥のせいだとはよく言われており、永久歯の萌出余地不足が予想されるお子さん保護者の方に食事の際によく咬むように指導しています。
一般的に骨は運動などの力の負荷が刺激になって成長が促進されるといわれています。骨の成長点は末端部にあり手足などもそのように成長していきますが、顎の骨も同様です。上あごの真ん中あたりの継ぎ目が成長点になります。食物をすり潰すように咬み砕くことでこの成長点に大きな力の負荷が加わることが分かっています。単に軟らかいものを上下に咬みつぶすよりもその負荷は大きい事も実証されました。
「食物をすり潰すようによく噛むこと」により、上顎骨の成長を促し、上顎の口蓋部の面積が大きくなって歯が生え並ぶスペースが確保されるため、その結果、叢生の予防につながることが示唆されました。
よって咬むトレーニングは意図的に行う必要があるお子さんもいらっしゃいます。
効果的な方法で咬んでいただくための指導もしています。姿勢、奥歯で咬みつぶす回数などポイントはありますが、あまり言い過ぎるとお子様本人が楽しくなくなっちゃうのかなーとか思ったりもします。
Trick or Treat !!
秋ですね。
やまぼうしの葉が紅葉してきました。
10月も半ばです。
お月見かハロウィンか。十五夜は先月だったので10月のメインイヴェントはハロウィンということですかね
今月に入ってから新人スタッフさんに頼んで飾り付けをしてもらいました。
10月の最後の週は秘密のイベントがあります。
小学生以下のお子様対象にお菓子の用意をしています。詳細は医院掲示板にて
子どもに多い病気です~口の中の水疱と発熱と~
今日はいいお天気でしたね。
暖かくて、久しぶりに遠出をしました。紫外線を浴びまくりでした
今日散策をした公園に小さい子供さんが沢山遊んでいました。ボール遊びとかゴーカートとかアスレチックで楽しそうに遊ぶ子たちにちょっと混ざりたかったけど 寸でのところで踏みとどまりました
これからどんどん暖かくなるし、早く夏になあれ。いっぱい遊べるね。
お外で遊んだ後は、手洗いうがいはちゃんとやりましょう
冬のインフルエンザシーズンを過ぎて夏になったら夏になったで夏風邪が流行ったりしますから。夏風邪は原因となるウィルスが沢山あってエンテロウィルスとかコクサッキーウィルスなどのいくつかの型のものの感染によって起こります。ヘルパンギーナとか、プール熱とかもこういった夏風邪の一種と言えるでしょう。でも重篤化することもあるので甘くは見れません。
感染症発生動向調査の週報を今日読んだのですが、手足口病の発生報告があるようです。これも比較的夏にむけて流行る感染症です。今のところ中国地方を中心とした西日本地域で流行してきているようです。
手足口病は、手のひらや足の裏、お尻、ひざの裏、の中に水を持ったブツブツができる病気です。
水を持ったブツブツは、ほとんど破れることはありませんが、痛みを感じる事があります。特に口の中のブツブツは、頬の内側、舌、歯ぐきや唇にもできます。破れると痛く、食べ物や飲み物がしみます。歯磨きしてあげる時など、痛みでいつもより嫌がったりということがあるかもしれません。
破れたブツブツは、2~3日で治りはじめ、一週間でよくなります。
ブツブツのほかに、時に下痢や嘔吐などの症状がでることもあります。熱が、38℃位出ることもあります。まれではありますが髄膜炎、小脳失調症、脳炎などの中枢神経系の合併症などのほか、心筋炎、急性弛緩性麻痺などの多彩な臨床症状を呈することがあります。
水疱瘡や水いぼとの区別が難しいですが、とにかく小児科を受診しましょう。水疱瘡も口の中に水泡ができるんですよ‥‥。
咳や排泄物から感染し、大人もかかる病気です
予防法はやはり免疫力を下げないような規則正しい生活とうがいと手洗いです
吾輩は猫である
こんにちは。今回は僕たちが主役です。
僕たちのご主人さまは、僕たちの口の中のことがとても気になるみたい。
「人間は歯が生えかわるけど、こいつらは???どうだっただろう。歯が生えてきたときのことは覚えているけれど???」
僕たちは生まれてから3~4週間ぐらいから乳歯が生え始めて、8週間ぐらいまでに生え揃うんだ。乳歯は3ヶ月から7カ月ぐらいまでに永久歯に生え変わるみたい。すごく早いサイクルだとご主人様は驚いてた!人間よりずっと寿命が短いんだから当たり前なんじゃないかと僕たちは思うんだけど‥‥。
猫の乳歯は26本(人間は20本だよ)
上あご=切歯3本 犬歯1本 前臼歯3本 左右合計で14本
下あご=切歯3本 犬歯1本 前臼歯2本 左右合計で12本
猫の永久歯は30本(人間は親知らず入れて32本さ。)
上あご=切歯3本 犬歯1本 前臼歯3本 後臼歯1本 左右合計で16本
下あご=切歯3本 犬歯1本 前臼歯2本 後臼歯1本 左右合計で14本
人間もだけど、生えかわりの時は歯肉が炎症を起こしたりするから永久歯が生えそろう生後7か月頃は僕たち猫のお口の中をチェックしてみてね。
僕たちはあまり虫歯になりません。虫歯というのは糖を摂った後ミュータンス菌のせいでお口が酸性になって歯が溶けてしまうこと。
猫のお口の中はpHが高くて、つまりはアルカリ性。ごはん食べてもそれほど酸性にかたむかない。そして、すりつぶしたり噛み砕くための歯がないから噛まないで丸飲みだし、歯と歯の間も空いてるからそんなに食べかすが残らない!よかった~~。
でも、生物に絶対ということはないんだって獣医さんに言われちゃいました。人間と一緒に暮らして、人間と同じ食生活してるとやっぱり虫歯になることもあるんだって。あと、猫は歯石が溜まりやすいから、年取ったら獣医さんで歯石取りをする方がいいし、口内炎もできやすくなるから、人間同様お口のケアは大事ってことだね!!やっぱり歯周病で歯が抜けちゃうのはいやだよ。
獣医歯科学という分野もあって、日本でも歯の治療してくれる獣医さんもいくつかあるけど根の治療とか細かいところになると専門の先生でないと難しいんだって。予防が大事ってことだね。