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虫歯治療の銀歯のこと

テーマ:虫歯 2018.09.30

むし歯になる人ならない人がいます。ならないようにどうするかという予防はブログでよくお話していた気がしますが、なった後の事はあまりネタにしていなかったと思います。

ざっくり言って、小さいむし歯だとその場で虫歯になった歯質を取り除いて、コンポジットレジンという白い詰め物をしたりします。小さくても場所によっては詰められない場合もありますし、むし歯が大きくなるとコンポジットレジンで直接穴を埋めることで修復しきれないこともあります。そんな時、歯型を取って虫歯の部分を修復するための金属を作り後日それを接着剤などで装着します。

金属は保険診療だと「金銀パラジウム合金」というのを使用します。乳歯の時は違う銀合金というもう少しやわらかい金属を使用します。

金銀パラジウム合金は保険用金属で金12%パラジウム20%と決まっていますが銀は決まっておらずメーカーによって45~50%前後です。金の次に銅が多く、そのほかは亜鉛・ガリウム・イリジウム・インジウムが含まれます。正しくは銀パラジウム金合金?ゴロが悪い。

国際情勢によっていまやとても高価な金属です…。銀歯になっちゃうと申し上げるみなさん嫌がるけど。

金や銀はともかく、パラジウムやイリジウム、インジウム、亜鉛ではアレルギーを起こす人が一定割合いるといわれています。金属アレルギーのある方は皮膚科でパッチテストをしてもらってくださいね。

とはいえ、金属修復は歴史もあり技工士さんも作りなれて精巧なものが出来上がってくるし、お口の中に入った後破損のケースも少ないです。利点もたくさんあるのですよ…。むつかしいですね。

 

 

                                                                                                   

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