■ 年: 2012年
季節の変わり目。くれぐれもご自愛下さい。
こんにちは。やっと涼しくなってほっとしました。
ここのところ夏風邪の名残みたいな体調不良に陥る方をよくお見受けします。季節の変わり目ということなんでしょう。
風邪やインフルエンザやノロウィルスが流行りだすと国立感染症のサイトをよく見るんです。
ちょっと前までマイコプラズマ肺炎が流行っていましたね。熱が下がってもかなり長く咳が続くし合併症もあります。
あとは麻疹や風疹。
予防接種をきちんと受けるのはもちろんですが、特に麻疹は合併症が怖いですからね。侮れません。最近は子供の感染症ではなく大人もかかる感染力の強い感染症です。
気をつけましょう。
などといっているうちにインフルエンザが流行りだすんでしょうか。新潟はまだみたいですが東京や千葉でぼちぼち出てきたようです…。
毎月いろいろ悩みながら原稿を書く「Kids」ももう二年以上続いています。医院に掲示、配布の他、松の実第二保育園さまの掲示板に張っていただいているので最近は自然と乳幼児向けの内容になっています。でも、園児さんたちもいずれは小学生になって中学生になるわけですからもう少し幅広い年齢の小児対象のものにしていけたらなあと思っています。
今月のトピックスは転倒などで歯が抜けた場合の対応についてでした。
ぶつける頻度としては圧倒的に上の前歯が多いです。乳歯（A）も永久歯（１）も生えてから１～２年つまり１才と７～８才で多いわけです。
乳歯は抜けても再植しませんが、永久歯は抜けても抜けたところに戻せば定着する場合が多いです。
予後を左右するのは、
①脱落歯の保存状態
②処置までの経過時間
③脱落後の歯槽窩（抜けたところ、歯ぐきとか骨とか）の状態
④固定方法や期間
保存は水でもいいですが、あれば歯の保存液が良いでしょう。
なければ牛乳か生理食塩水でも。
あとは根に絶対触らないことと治療までの時間が勝負ですが、やっぱり状態が悪いと定着せずに歯の根が吸収してしまったりすることはあるのです。
余談になりますが
小児歯科の文献を読んだりすると、本当に難しいことが多いです。たとえば乳歯をぶつけて歯が埋まることもあるのですがどっちに埋まったら永久歯に影響があるのかなど永久歯の時は考えなくてもいいようなことを考えなくてはならないですし、歯の周りの骨が折れた時も大人と子供では取扱が違ったり…。
そんなに頻度のあることでもないけど、だからこそ、いざそういう患者さんがいらっしゃった時のために常に勉強していないとダメだなーって自分を戒めることは多いのでした。
ではでは。
また来月お会いしましょう。
残暑お見舞い申し上げます。
今日で八月も終わりだというのに今日の最高気温は３３度もあったようで…。あんまり風もなくてほんとに暑かったですね。
一昨日は新しいスタッフの歓迎会でした。暑気払いも兼ねて。
中華料理屋さんに行ったことがないというスタッフが約一名おりましたので今回は円卓で…。
私はそれほど辛いと思わなかったけど皆は辛い辛いと唇を火照らせていました。
麻婆豆腐が特に美味しかったです。
今日８月３１日はブルームーン
月の満ち欠けが２９．５日周期で繰り返されるので月始めに満月であると月末にも満月が見られるのですね。二回目をブルームーンというらしいです。
綺麗でした。
真夏
毎日暑いですね～。
そして皆さん毎晩ロンドン五輪に熱くなっていらっしゃるでしょうか！？
日本勢の活躍、素晴らしいですね！国政のニュースを見忘れちゃうくらい、私も毎日テレビに釘付けです。最近朝の室温が高すぎて早起きしてしまうのですが、覚醒後すぐにテレビをつけてしまいます。そういう方多いみたいですね。活力になります。
夏といえば…新潟まつりの花火も見に行きました。
とても久しぶりでしたね。煙であまり見えなかったのですけど、それでも懐かしくて良かったです
今月号のKIDS（小さい患者さんの保護者様向けの院内壁新聞）にも書かせていただいたのですが、MIペーストについてお話しましょう。
MIペーストは虫歯予防の口腔ケア商品です。チューブに入っていて歯磨剤みたいな感じ。
CPP-ACPといいます。
不幸にして出来てしまった虫歯でも穴があかないうちなら、むやみに削らずに、フッ素、CPP-ACP(リカルデント)やキシリトールを使用したり、唾液の分泌をよくするなど、再石灰化を促す努力をすれば、虫歯の進行を止め元の状態に回復させることができます。
CPP-ACP（リカルデント）は、メルボルン大学 レイノルズ教授らのグループによって開発された牛乳由来タンパク質の分解物であるカゼインホスホペプチド（CPP）と、非結晶性リン酸カルシウム（ACP）の複合体です。CPP-ACPはカルシウムとリンを高い濃度で口腔内に供給してくれます。
これによって再石灰化が進みます。
歯科医院での歯のクリーニングの後で用いると特に効果が高いと言われますが、自宅でもよく歯磨きしたあとに塗布しましょう。
歯はもともと脱灰（カルシウムが溶けること）と再石灰化（カルシウムが歯の中に戻ること）を繰り返しています。生えたばかりの歯はとても虫歯になりやすいですがこの時期に虫歯にさせないで乗り切ると歯質は強くなり虫歯になりにくくなっていきます。再石灰化したところは虫歯になりにくいという説もありますから、まずは生活習慣を見直し食習慣とブラッシング、それらを補う意味でフッ素とMIペーストはとても有効でしょう。二つを一緒に使ったほうがより効果的です。
いちご、バニラ、メロン、ヨーグルト、ミント味の他に期間限定でマスカット味というのが出ているようです。チョコレート味もあったのですがこれが限定味だったようで今はもう手に入らないみたいですね。
七月に入りました
こんにちは
相変わらずの晴天の続く梅雨ですがそろそろ梅雨前線が来そうな感じですね。七夕を目の前にして……。
それも毎年のことのような気がします。土砂降りではないにしても、七月七日にカラッと晴れていたことなどないような？？
毎年恒例ですので、今年も飾りました。
老若男女が様々な願い事を書いてくれています。降っても晴れてもきっと願い事は叶うでしょう。
ところで。医院に植えられてる三本の背の高い樹。
私ずっとこの木を「山法師」だと思い込んでいたのですがどうやら違うみたい。お恥ずかしい。去年もポツポツと花が咲いたのですがなーんか椿みたいな花が咲くんだなと思っていましたが植木屋さんの見積もり書には確かにヤマボウシの文字が。
ゆえに疑いもしなかったのです。
今年は初夏から花がたくさん咲きまして来院されてる女性に「立派なナツツバキだこと～」とお褒めいただきました。
ん？？？？
「君の名は…！」
今度こそ勘違いを正すべくネットで調べてみました。
やはり夏椿が正しかったのです。
そりゃそうですよね。花は完璧に椿ですもんね。あははは～（自嘲）
ナツツバキ（夏椿、学名：Stewartia pseudocamellia）は、ツバキ科ナツツバキ属の落葉高木。
ヤマボウシ（山法師、山帽子、学名 Benthamidia japonica ）はミズキ科ミズキ属ヤマボウシ亜属の落葉高木。
だそうです。
嗚呼、やはり。全然違います。
植木屋さんとの打ち合わせの時に私が椿が好きであると希望を述べたのですが「縁起が悪い」と却下されたような気がします。皆さんご存知のとおり、花が首からおちるからですよね。
私は夏椿という樹木があることを知らなかったのですが、こんなに可愛い花を毎年咲かせてくれるなんて植えてくれた植木屋さんに感謝
です。
夏椿は一日花で朝咲くと、昼過ぎには首からぽたりと落ちます。
でも咲いている間は夏空に白が映えてなかなかいい感じです。
梅雨前線
久しぶりの雨でしたね。梅雨入りしてから初めてじゃないでしょうか？梅雨入り宣言を聞いてから途端に晴天が続いていましたので、どうしたことかと訝しみつつ青空を歓迎していましたのに……。
降ったり止んだりする中、五十公野公園のあやめ祭りへ行きました。未だ満開とはいきませんでしたがぼちぼち咲いていました。
話は変わりますが最近ホワイトニングに関する問い合わせが多いように思いましたので少しだけ。
ホワイトニングは、加齢や遺伝などによって変色した歯を漂白剤で脱色して白くする方法です。
歯の表面の汚れを落とす「クリーニング・歯冠研磨」とは異なり、薬品によって歯の内側から漂白します。 歯を削る必要もなく、数回の治療で済むことがメリットですが改善には個人差があります。
オフィスホワイトニングでは医院において歯面に薬剤を塗布しLEDの光を照射します。薬剤は過酸化水素水などの薬品です。
ホームホワイトニングではマウスピースを製作し自宅で薬品を歯面に作用させる方法です。
二つを組み合わせたホワイトニングも行なっています。
どちらもメリットデメリットそして禁忌症などありますので歯科医院でご相談ください。
今はネットで薬を買えちゃうと聞きましたけど、危ないのでご自分の判断でやらないでくださいね。
個人的にはそんなに白くしなくても十分魅力的なのにって思える患者さんの方が多かったりしますけど、歯の色というのはコンプレックスになることも多いのでお悩みの方はご相談ください。
さてさて。
うちのくま子は雨降りバージョンにお着替えしました。
緑のレインコートと葉っぱの傘がお気に入りです
