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食欲の秋か虫歯予防の秋か

テーマ:虫歯 2014.10.27

日に日に寒くなっていきますね。

庭の花ももう終わりそうです。雪が降る前に秋から春にかけての花壇のコーディネートを考えたいです。遅いですけど。


虫歯の話をします。

これだけ虫歯予防の歯磨き剤や歯ブラシがCMを飾り、歯科医院も予防に取り組んでいて、患者さまもセルフケアに勤しんでいても
虫歯の患者さまはやはりたくさんいらっしゃいます。

虫歯は除去して修復することはできても風邪が治るようには元に戻りません。まして神経に達する虫歯は根本的に
元通りにはならない宿命にあります。被せものを入れねばならなくなるということだけでなく歯自体がもろくなります。みなさん歯医者で説明されたことがあるのではないでしょうか。歯茎の下のほうにまで虫歯が進んでしまえば基本的には抜かねばならなくなります。また、歯の根の先に細菌感染が起きれば治療に時間がかかりますし場合によっては治らないこともあるのです。最大の問題は修復したところがまた虫歯になる可能性が結構高いということです。

そして、歯を抜くに至った場合ですが、きちんとなくなった部分の処置をしないと歯が動いてかみ合わせがずれるといったことが起きます。あまり長い間放置してしまうと入れ歯を入れるのもかなり大がかりなことになってしまうものです。

長々と述べましたが……つまり、虫歯にならないことが一番です。この先医学が進歩して本人の細胞から歯を再生できるようになったとしても、やっぱり虫歯にならないことが一番です。そして虫歯を早期に発見することは大切です。

特に若い方がそのあたりを認識してくれるとうれしいです。大人は現状はともかくそのあたりはよくわかっていると思うんですよね。そして小さい子供であればある程度親の目が行き届いていますし、何より新潟は日本一子どもの虫歯の少ない県ですから!私が普段感じるのは高校生から急に虫歯が増えていくということ。思春期になると急に子どもだけの時間が増えます。お菓子やジュースを摂取する時間も。大人が見ればだらしない食生活もそれはそれで素晴らしい青春の入り口だったりするんでしょうけど、やはり虫歯リスクの高い子は虫歯菌の餌食に……。そして、受験勉強も夜遅くに飲み食いしてしまう生活習慣のきっかけになると思います。将来がかかっている大事な時に虫歯の心配か?といわれるかもしれませんが、身に覚えのあることだけに若い皆さんには気を付けてほしいです。

これからインフルエンザの流行の季節。受験生はマスクが手放せませんね。でも歯ブラシも持ち物の中に加えてくださいな。

                                                                                                   

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