ブログ

歯のできかたつくられかた

テーマ:医院紹介, 小児歯科 2011.11.24

めりーくりすます!にはまだ早いのですが、

街のディスプレイが徐々にクリスマス色に染まっていきますね。

うちのくま君もサンタさんのコスチュームに着がえます。

最近、歯の話から離れっぱなしなので、たまにはまじめに書きます。

今日は歯のでき方についてです。

歯はあごの中で発育します。歯胚(しはい)とよばれる細胞の集合体によって作られます。エナメル質を作る部分、象牙質や歯の神経を作る部分、歯周組織を作る部分に分かれてそれぞれ連動し合って作られるのです。

 

乳歯は前歯が最初で、妊娠7週から10週頃に作られ始めるといわれています。永久歯は第一大臼歯(ろくちゃん・六歳臼歯)が最初で、胎生3.5か月~4ヶ月頃に作られはじめ、三歳くらいまでに歯冠(歯の頭の部分)が完成します。生えた時はまだ歯根は未完成で10歳くらいで歯根が完成します。正常な歯の発育のためには食生活も重要です。歯の栄養には、カルシウムだけでなく、タンパク質、リン、ビタミンA・C・Dの栄養素を含む食品をバランス良くとることが大切です。カルシウム(ひじき、チーズ、しらすぼし)とリン(米、牛肉、豚肉、卵)は、歯の石灰化のための材料に、タンパク質(あじ、卵、牛乳、豆腐)は歯の基礎となり、ビタミンA(豚、レバー、ほうれん草、にんじん)は、歯のエナメル質の土台となり、ビタミンC(ほうれん草、みかん、さつまいも)は象牙質の土台となり、ビタミンD(バター、卵黄、牛乳)はカルシウムの代謝や石灰化の調節役となります。
バランスの取れた食事をしましょう

                                                                                                   

大きな地図を開く