頭がサンスター?
毎日暑くてだらけます。
そんな時庭のスペアミントの葉を煮出して紅茶とブレンドした、ミントティーをキンキンに冷やして飲みます。頭がスカッとします。
「頭がサンスター」
と、うちの母などつぶやいていて笑ってしまいました。ミントの清涼感=歯磨剤というわけです。大手メーカーというならライオンでもいいと思うのですが、ペンギンのサンスターの方が清潔感?
青い空と白い氷山の南極に住むという「清潔」なイメージを歯磨という製品に結び付けて考案されたそうですが。
そういえば世の中の歯磨剤の大半になんらかの香味剤‥サッカリンナトリウム、メントール、ペパーミントオイル、スペアミントオイルが入っていますね。
あの味がないと磨いた感じがしないという刷り込みのようなものもありますね。
歯磨剤の歴史は古く、紀元前1500年ごろの古代エジプトの魔術や治療薬の内容が記載されたエーベルス・パピルスには歯みがき剤の記載もあります。パピルスによると、歯みがき剤には粉状のものと、練り状のものがあり、
粉は 乳香(香りづけ)
緑粘土(研磨剤)
緑青 (殺菌作用)
練り状は 緑粘土、火打石の粉末(研磨剤)
緑青 (殺菌作用)
はちみつ(香味や粘結剤)
というように、原材料のそれぞれに歯みがき剤としての有効な機能が認められます。
日本では江戸時代などでは砂や塩などを使って歯を磨いたようですが、海外からの伝来の歯磨剤もあったようです。
明治になってからは西洋式の処方が伝えられたそうです。
多くの会社が歯磨剤(チューブ入りだったり箱入りだったり)を販売していました。戦後になって虫歯予防のためのフッ素入りの歯磨剤が販売されて、このフッ素入り歯みがき剤の普及とともに子供の虫歯はかなり減少したといわれています。
歯磨剤だけでなく歯ブラシ等ブラッシングのアイテムもとても進化したと思います。
ブラッシングの方法も40年前とは異なる方法を推奨しているともいえますしそれによって歯ブラシの形態も変わってきています。ご年配の方はきっとご存知と思いますが以前の歯ブラシはとても大きかったですよね。40年前くらいからはスクラッビング法やバス法という、今歯医者に行くとだいたい教わる方法が推奨されるようになり、それに合った形状の歯ブラシが開発されるようになりました。その後は歯周病の方に適した歯ブラシという事で歯周ポケットの清掃のために毛先の形状の開発がすすみました。いわゆる超極細毛とかテーパード毛というアレです。そのほか、今は歯間ブラシやフロスを当たり前のように使いこなす方が増えています。お口の健康に対する意識の高まりを感じられますね。
夏本番という事で、医院のくまは衣替え。
水着に着替えて海水浴です。
梅雨
梅雨です。
診療中、とても汗かきます。そしてじめじめじとじと不快指数高いです。
でもこの湿度が植物にはいいみたい。
話は変わりますが‥‥スタッフでアレルギーらしく年がら年中、咳をしたりしている者がいるのですが、七月というのは一年の中で花粉の飛散が少ない季節のようです。花粉飛散時期一覧表なるものを見たところ、7月に飛んでいるのはイネ科らしいです。もちろんカレンダー通り6月まで松の花粉が飛んでいて7月になったから急に飛ばなくなるというものでもないでしょうけど。
スギ、ヒノキ、カバノキ、ブナ、イチョウ、ニレ、マツ、イネ、ブタクサ、ヨモギ、カナムグラ
年がら年中大変なものです。
花粉症の人がフルーツ、野菜、ナッツなどを食べた時に、口の中や唇の違和感やしびれ、顔面の腫れ、呼吸困難感が出現する病気があります。最近ミニトマトでアレルギーの出る方を拝見しました。ラテックスを含んだゴムでも同様の症状を起こすので、合わせて口腔アレルギー症候群・ラテックスフルーツ症候群と呼ばれています。花粉症を起こすアレルゲンとこれらの植物由来の食物に含まれるタンパク質の構造が一部共通しているために、口の中でアレルギー反応が起きることで発症します。
反応するフルーツや野菜を避けることが一番ですが、あまり頻繁に出るようならお薬の服用でコントロールするのだそうです。花粉症でかかってるアレルギー科の担当先生に相談してみてくださいね。
みなさん、お大事に。
はじめてのおつかい‥‥ではなくはじめての出張
先月、歯科助手・受付担当者に資格取得のためのセミナー受講にいくよう促したところ結構楽しそうに行ってくれた。
クリニックコンシェルジュ認定資格
始発の新幹線に乗ってはじめての出張‥‥。行先は日本デンタルスタッフ学院。
受付対応や、正しい敬語、コミュニケーションスキルを学んできてくれたようです。今後の仕事に生かしてしてくれることでしょう。
提出されたレポートは初めてセミナー受講とは思えないくらいしっかりした物でした。
彼女から出された提案は様々ありましたが、院内で検討の上改善していきたいと思います。
チューリップがもう終わりそう。ゴールデンウィークの初日です。
植栽のとこの草取りをしました。
カタバミ。はびこっています。
江戸時代に日本に来た要注意外来生物らしいです。いやはや。全部取るのは今日だけじゃ無理みたい。
塩分制限?
先日、新入社員の歯科衛生士から
「リペリオは塩分制限のある方に使用してはいけないですか?」
うーん。
販売しているWeltecさんのホームページを確認したがそういった禁忌情報はない。
しかし
[主な成分]
OIM加水分解コンキオリン(湿潤剤)、塩化ナトリウム(薬用成分)、ビタミンE(抗酸化剤)、生薬(清涼剤)
とあり、確かに。
味しょっぱいし。
歯磨剤の薬効に期待する場合、歯磨きの後にあまり口を漱がないことなどが言われているのでまったく気にしなくていいという事でもないかもしれない。でも歯磨剤は食品ではないですからね。
日常的にリペリオを使用される方で高血圧や腎臓病など持病のある方であれば主治医の判断によるところになるでしょうか。
ちなみに薬効としての記載に
塩化ナトリウムの歯ぐきひきしめ効果に加えて、歯ぐき活性効果。配合されているOIM加水分解コンキオリンは、歯ぐき細胞を活性化しコラーゲン・エラスチンを増やすことで、歯ぐきに弾力を与えて回復を促す。
とありました。人気のある歯磨剤です。
ちなみに。
2015年4月1日より、厚生労働省は日本人のナトリウム(食塩相当量)の目標量を男性8.0g/日未満、女性7.0g/日未満に変更しました。治療を要する高血圧や心臓病を有する人の場合ではもっと低い値が推奨されています。
しかし日本人はまだ塩分摂り過ぎでWHOでは健常者でも5g未満を推奨しています
5gって小さじ一杯。醤油とか味噌とか塩分系調味料の多い和食にはなかなか厳しい数字です。
とかく塩分は悪者になりがちですが、おまけとして‥どうせなら精製塩でなくミネラル豊富な、おいしい塩の話を。
吉野屋さんの藻塩を最近知人から紹介されました。
新潟県村上市笹川流れの塩だそうです。おにぎりや天麩羅やサラダなんかに我が家では使用しています。もちろん塩分過多にはならないように気を付けながら。
本当は小鳥の箸置きなんですけど塩入れにしています。紫色の方は山ブドウ原液の塩。果汁入り。
ちなみにこの箸置きと小皿は益子焼。
余談でした。
くれぐれも塩分には気を付けて。
予防歯科セミナーへ
三月五日、デンタルヘルスアソシエート主催の予防歯科セミナーに行きました。市ヶ谷まで。
衛生士向けなのかな?と思える内容でしたのでうちのスタッフを連れていけばよかったと少し後悔。
■ 予防歯科成功のポイント
◆予防歯科導入の実践法
◆開業医における予防メンテナンスシステムの具体的な構築方法
◆PMTCの臨床テクニック
◆インプラントのメンテナンス法とインプラント周囲炎の予防法
◆唾液検査の効果的な使い方(実習付)
◆3DSの実践的使用法
◆予防歯科実践のためのコミュニケーションスキル
というような内容でした。
現在当院では唾液検査はラボに検体を送って細菌の同定を行ってもらう形の検査を行っています。
虫歯菌や歯周病菌の種類や量を知ることが出来ます。
結果まで時間がかかりすぎることなどが悩みの種でした。むろんすぐに結果が出る検査にもデメリットはあるわけですが、患者さんにもっと気軽にご自分のお口の中の環境の事に目を向けていただくためには簡便さも大切だな!と思いました。
導入については検討中です。
3DSはマウスピースを使用した歯周病や虫歯の予防方法です。よくお問い合わせをいただくのですが、なかなか
効果的な薬品の選択がむつかしい中でいくつかのアイデアをいただいたので、さっそく診療に生かして行けたらなあと思っています。ご興味のある方はご相談ください。