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ゴールデンウィーク目前
四月ももう少しで終わりです。
新しい環境に少し馴染んできたかな……という方も多いでしょう。五月病は大丈夫でしょうか。「五月病」は正式な医学用語ではなく、4月に進学した学生や入社・異動した社会人に、5月頃になると現われる精神的な不安定状態の総称だそうです。環境の変化に適応できないことに起因する症状といわれます。もとは大学新入生が連休明けに無気力になったりすることから名づけられたそうです。
五月病対策としては、「ストレスを溜めない」「張り切り過ぎない」「GWに生活のリズムを崩さない」だそうです。
新入社員や新入生でなくても、ゴールデンウィークに夜更かしや寝だめしたりして休み明けに体調最悪なんてことにならないように気を付けたいものです。
酔っぱらっていても寝る前は、歯も磨いてくださいね。😁
医院のくまはこどもの日バージョンです。
金太郎を端午の節句に飾る理由は、わが子に金太郎のように健やかに育ってほしい…という願いからだと思います。「まさかりかついだ金太郎 熊にまたがりお馬のけいこ」なのに、クマがマサカリかついじゃってますけどね。
それ、むし歯じゃなくって酸触症
😂口の中の衛生状態が良くても歯に穴が開いたり変色したり変な溝が出来たりする方を見かけます😅
むし歯、歯周病に次ぐ第3の歯の疾患として、近年問題になっている酸蝕症(さんしょくしょう)。「細菌の関与のない化学的な歯の溶解」のことです。つまりミュータンス菌など虫歯菌が出す酸によって歯が溶けたり穴が開いたりするむし歯とは違うものです。
昔は酸触歯とは職業性の歯の疾患として認知されていました。メッキ工場など酸を扱う工場の労働者の歯に多く見られました。その後、労務環境の改善や産業歯科医らの対策により、現在では労災としての酸蝕歯は激減したそうです。ワイン、炭酸飲料、栄養ドリンク、柑橘類、黒酢飲料、クエン酸健康法?――酸性度の高い飲食物が原因でも、歯が溶けるおそれがあります。逆流性食道炎や摂食障害による嘔吐など胃酸も原因になります。
歯は酸に弱いのですが、唾液が酸を洗い流して中和するため、通常は大きな問題は起きません。ところが強い酸に長い時間、または繰り返し触れていると、唾液の中和作用が間に合わなくなります。化学反応で歯の表面のエナメル質が溶け、薄くなったり軟らかくなったりする。 さらに溶けると下の象牙質がむき出しになり、歯がしみたりしますし、歯のすり減りが加速する原因とも考えられています。
酸触症を予防するためには、清涼飲料水などをだらだら飲み続けないことや、酸性度の高い飲料はストローで飲むこと、飲んだ後は口を漱ぐことが大切です。歯磨きは三十分おいてからという話もありますが、虫歯のリスクの高い人はさっさと磨いてしまった方がよい場合もあります。やさしく丁寧に磨くようにいたしましょう。
🍊さて、自分の食生活はといえば。私の弁当には必ずと言っていいほどオレンジやグレープフルーツが二房くらいタッパに入っています。一日にたくさん食べているわけでもないからいいと思いますが‥‥。疲れた時の柑橘類は生き返ります!!何事も、極端でなければ大丈夫かと思いますよ。ビタミンCも摂らなければね。
⛷オリンピックが終わりましたね。時差が少ない事もありお昼休みに競技の中継をテレビでやっていたりするとお弁当そっちのけで応援を‥‥。選手の皆さんはすごいですね。上位に入った方もそうでない方も、オリンピックに出場できるだけですごい事だと思うんですよね。すごい身体能力だなーと純粋に感動。
頭がサンスター?
毎日暑くてだらけます。
そんな時庭のスペアミントの葉を煮出して紅茶とブレンドした、ミントティーをキンキンに冷やして飲みます。頭がスカッとします。
「頭がサンスター」
と、うちの母などつぶやいていて笑ってしまいました。ミントの清涼感=歯磨剤というわけです。大手メーカーというならライオンでもいいと思うのですが、ペンギンのサンスターの方が清潔感?
青い空と白い氷山の南極に住むという「清潔」なイメージを歯磨という製品に結び付けて考案されたそうですが。
そういえば世の中の歯磨剤の大半になんらかの香味剤‥サッカリンナトリウム、メントール、ペパーミントオイル、スペアミントオイルが入っていますね。
あの味がないと磨いた感じがしないという刷り込みのようなものもありますね。
歯磨剤の歴史は古く、紀元前1500年ごろの古代エジプトの魔術や治療薬の内容が記載されたエーベルス・パピルスには歯みがき剤の記載もあります。パピルスによると、歯みがき剤には粉状のものと、練り状のものがあり、
粉は 乳香(香りづけ)
緑粘土(研磨剤)
緑青 (殺菌作用)
練り状は 緑粘土、火打石の粉末(研磨剤)
緑青 (殺菌作用)
はちみつ(香味や粘結剤)
というように、原材料のそれぞれに歯みがき剤としての有効な機能が認められます。
日本では江戸時代などでは砂や塩などを使って歯を磨いたようですが、海外からの伝来の歯磨剤もあったようです。
明治になってからは西洋式の処方が伝えられたそうです。
多くの会社が歯磨剤(チューブ入りだったり箱入りだったり)を販売していました。戦後になって虫歯予防のためのフッ素入りの歯磨剤が販売されて、このフッ素入り歯みがき剤の普及とともに子供の虫歯はかなり減少したといわれています。
歯磨剤だけでなく歯ブラシ等ブラッシングのアイテムもとても進化したと思います。
ブラッシングの方法も40年前とは異なる方法を推奨しているともいえますしそれによって歯ブラシの形態も変わってきています。ご年配の方はきっとご存知と思いますが以前の歯ブラシはとても大きかったですよね。40年前くらいからはスクラッビング法やバス法という、今歯医者に行くとだいたい教わる方法が推奨されるようになり、それに合った形状の歯ブラシが開発されるようになりました。その後は歯周病の方に適した歯ブラシという事で歯周ポケットの清掃のために毛先の形状の開発がすすみました。いわゆる超極細毛とかテーパード毛というアレです。そのほか、今は歯間ブラシやフロスを当たり前のように使いこなす方が増えています。お口の健康に対する意識の高まりを感じられますね。
夏本番という事で、医院のくまは衣替え。
水着に着替えて海水浴です。
梅雨
梅雨です。
診療中、とても汗かきます。そしてじめじめじとじと不快指数高いです。
でもこの湿度が植物にはいいみたい。
話は変わりますが‥‥スタッフでアレルギーらしく年がら年中、咳をしたりしている者がいるのですが、七月というのは一年の中で花粉の飛散が少ない季節のようです。花粉飛散時期一覧表なるものを見たところ、7月に飛んでいるのはイネ科らしいです。もちろんカレンダー通り6月まで松の花粉が飛んでいて7月になったから急に飛ばなくなるというものでもないでしょうけど。
スギ、ヒノキ、カバノキ、ブナ、イチョウ、ニレ、マツ、イネ、ブタクサ、ヨモギ、カナムグラ
年がら年中大変なものです。
花粉症の人がフルーツ、野菜、ナッツなどを食べた時に、口の中や唇の違和感やしびれ、顔面の腫れ、呼吸困難感が出現する病気があります。最近ミニトマトでアレルギーの出る方を拝見しました。ラテックスを含んだゴムでも同様の症状を起こすので、合わせて口腔アレルギー症候群・ラテックスフルーツ症候群と呼ばれています。花粉症を起こすアレルゲンとこれらの植物由来の食物に含まれるタンパク質の構造が一部共通しているために、口の中でアレルギー反応が起きることで発症します。
反応するフルーツや野菜を避けることが一番ですが、あまり頻繁に出るようならお薬の服用でコントロールするのだそうです。花粉症でかかってるアレルギー科の担当先生に相談してみてくださいね。
みなさん、お大事に。
塩分制限?
先日、新入社員の歯科衛生士から
「リペリオは塩分制限のある方に使用してはいけないですか?」
うーん。
販売しているWeltecさんのホームページを確認したがそういった禁忌情報はない。
しかし
[主な成分]
OIM加水分解コンキオリン(湿潤剤)、塩化ナトリウム(薬用成分)、ビタミンE(抗酸化剤)、生薬(清涼剤)
とあり、確かに。
味しょっぱいし。
歯磨剤の薬効に期待する場合、歯磨きの後にあまり口を漱がないことなどが言われているのでまったく気にしなくていいという事でもないかもしれない。でも歯磨剤は食品ではないですからね。
日常的にリペリオを使用される方で高血圧や腎臓病など持病のある方であれば主治医の判断によるところになるでしょうか。
ちなみに薬効としての記載に
塩化ナトリウムの歯ぐきひきしめ効果に加えて、歯ぐき活性効果。配合されているOIM加水分解コンキオリンは、歯ぐき細胞を活性化しコラーゲン・エラスチンを増やすことで、歯ぐきに弾力を与えて回復を促す。
とありました。人気のある歯磨剤です。
ちなみに。
2015年4月1日より、厚生労働省は日本人のナトリウム(食塩相当量)の目標量を男性8.0g/日未満、女性7.0g/日未満に変更しました。治療を要する高血圧や心臓病を有する人の場合ではもっと低い値が推奨されています。
しかし日本人はまだ塩分摂り過ぎでWHOでは健常者でも5g未満を推奨しています
5gって小さじ一杯。醤油とか味噌とか塩分系調味料の多い和食にはなかなか厳しい数字です。
とかく塩分は悪者になりがちですが、おまけとして‥どうせなら精製塩でなくミネラル豊富な、おいしい塩の話を。
吉野屋さんの藻塩を最近知人から紹介されました。
新潟県村上市笹川流れの塩だそうです。おにぎりや天麩羅やサラダなんかに我が家では使用しています。もちろん塩分過多にはならないように気を付けながら。
本当は小鳥の箸置きなんですけど塩入れにしています。紫色の方は山ブドウ原液の塩。果汁入り。
ちなみにこの箸置きと小皿は益子焼。
余談でした。
くれぐれも塩分には気を付けて。