■ カテゴリー: 虫歯
Merry Christmas
Merry Christmas!
例年クリスマスになるとケーキの糖分と脂質の話をついつい取沙汰しています。
そんなこと言いながらも私は毎年近くの菓子店でクリスマスケーキを予約しているのですが……。
今年は例年になく12月からいきなりの積雪で、朝も早くから除雪作業に追われていたら、予約するのをすっかり忘れ気が付いたらクリスマスイブ。今年はケーキなしのクリスマスでした。
あの糖分脂肪分を考えるとそれでよかったのかもしれません。お腹の脂が気になるお年頃なので……。
でも、鶏肉は食べました。フライドチキン。
クリスマスにフライドチキンを食べるのは日本くらいのものという話を聞きました。
北米で七面鳥のローストを食べる習慣があるとは言いますが、アメリカでは縁起物といわれる七面鳥は日本ではなじまなかったということなのでしょう。ヨーロッパから移民してきた移住民たちが飢えを凌ぐのに食べたのが七面鳥だとか。いずれにしても七面鳥でも鶏でも宗教的な意味はないようです。何はともあれお祭りですから楽しく過ごしましょう。
鶏肉には抗酸化作用、抗疲労効果、血圧の上昇を妨げる働きなど、栄養価がある食材です。おいしく調理しましょう。
ここまで、全く歯と関係ない話なので、最後にちょっとだけ。
①年末に向けてなぜか銀歯が外れる患者さん続出中。
お聞きするとついハイチュウ食べちゃった……とか。ミルキーやらぷっちょやら。
時代的にもうミルクキャラメルではないようで。
そうでなくても虫歯になれば隙間が空いて銀歯は取れますので、もう一度付け直せるかはわかりませんが一応受診の際には外れたものをお持ちください。
②寒いせいか知覚過敏の患者さん続出中。
風も水道水も冷たいですからね。歯周病で歯茎が下がっていたり、正しくないブラッシングのせいで歯が削れた事によるものもあります。今まで出なかった症状が顕在化するきっかけが気温の低下であるのかもしれませんから、一度受診してみましょう。
③チョコレートで歯がしみる患者さん続出中
患者さんが男性で今が二月であれば……モテモテ?いやそんなこと言ってる場合ではありません。甘いものでしみるのは多分知覚過敏だけではありませんから早急に歯科医院へ。
とにかく、お口の中も健康でないといい新年が迎えられませんから、お口のケアを忘れずに
食欲の秋か虫歯予防の秋か
日に日に寒くなっていきますね。
庭の花ももう終わりそうです。雪が降る前に秋から春にかけての花壇のコーディネートを考えたいです。遅いですけど。
これだけ虫歯予防の歯磨き剤や歯ブラシがCMを飾り、歯科医院も予防に取り組んでいて、患者さまもセルフケアに勤しんでいても
虫歯の患者さまはやはりたくさんいらっしゃいます。
虫歯は除去して修復することはできても風邪が治るようには元に戻りません。まして神経に達する虫歯は根本的に
元通りにはならない宿命にあります。被せものを入れねばならなくなるということだけでなく歯自体がもろくなります。みなさん歯医者で説明されたことがあるのではないでしょうか。歯茎の下のほうにまで虫歯が進んでしまえば基本的には抜かねばならなくなります。また、歯の根の先に細菌感染が起きれば治療に時間がかかりますし場合によっては治らないこともあるのです。最大の問題は修復したところがまた虫歯になる可能性が結構高いということです。
そして、歯を抜くに至った場合ですが、きちんとなくなった部分の処置をしないと歯が動いてかみ合わせがずれるといったことが起きます。あまり長い間放置してしまうと入れ歯を入れるのもかなり大がかりなことになってしまうものです。
長々と述べましたが……つまり、虫歯にならないことが一番です。この先医学が進歩して本人の細胞から歯を再生できるようになったとしても、やっぱり虫歯にならないことが一番です。そして虫歯を早期に発見することは大切です。
特に若い方がそのあたりを認識してくれるとうれしいです。大人は現状はともかくそのあたりはよくわかっていると思うんですよね。そして小さい子供であればある程度親の目が行き届いていますし、何より新潟は日本一子どもの虫歯の少ない県ですから!私が普段感じるのは高校生から急に虫歯が増えていくということ。思春期になると急に子どもだけの時間が増えます。お菓子やジュースを摂取する時間も。大人が見ればだらしない食生活もそれはそれで素晴らしい青春の入り口だったりするんでしょうけど、やはり虫歯リスクの高い子は虫歯菌の餌食に……。そして、受験勉強も夜遅くに飲み食いしてしまう生活習慣のきっかけになると思います。将来がかかっている大事な時に虫歯の心配か?といわれるかもしれませんが、身に覚えのあることだけに若い皆さんには気を付けてほしいです。
これからインフルエンザの流行の季節。受験生はマスクが手放せませんね。でも歯ブラシも持ち物の中に加えてくださいな。
バレンタインデー
今日はバレンタインデー。
世界各地で恋人たちのお祭りとして祝われる二月十四日。
日本で一般的なチョコレートを贈る風習は1970年代から始まったもののようです。
この日、せいだデンタルクリニックでは来院された患者さんにチョコレートをプレゼントしています。といってもさすがに普通のチョコレートを治療後に渡すのはナンセンスなのでキシリトール100%チョコです。
キシリトールがむし歯を防ぐ理由は、大きく2つに分けることができます。
1つは「むし歯の原因にならない」ということ。キシリトールは口の中で「酸」をまったく作りません。さらに酸の中和を促進する働きも持っています。唾液も出やすくなるなど、口の中をむし歯になりにくい状態に保ってくれます。
もう1つは「むし歯の発生、進行を防ぐ」という効果。むし歯の原因となるプラークをつきにくくし、歯の再石灰化を促進させます。
さらにキシリトールは、むし歯の大きな原因とされる原因菌(ミュータンス菌)の活動を弱める働きを持っています。このむし歯原因菌への働きは、他の甘味料にはみられないキシリトールだけの効果です。
ちょっと清涼感のある独特の甘味。
でも安心して食べられるチョコレートです
歯科医院での詰め物
日曜日は久しぶりに勉強会に行ってきました。
いわゆる歯科医院での白い詰め物のことをコンポジットレジン修復というのですが、昨今は確実な歯質接着性や物性の向上によって丈夫で綺麗な仕上がりになります。
最近は審美修復として自費診療で充填修復(詰め物)を行う医院も増えているようです。当院ではまだそこまで考えず詰め物は保険診療で全部やってしまうのですけれども。たとえば、セラミックで被せ物をした隣の歯の修復など審美修復が必要な場面はよくあるのです。
講師の先生がおっしゃるには「弘法筆を選ばず」は嘘。道具は大事。
それは確かに。
最上級のコンポジットレジン修復も患者さんが望めば対応できる用意はあるのですけれど。
いついかなるときにも患者さんへの的確な情報提供と技術が伴うように日頃の研鑽は大事だなあとつくづく思うのでした。
今年もあと少しですねえ。12月に入ってしまったらあっという間という気がします。
忘年会の季節なんですけど、今年は衛生士がおめでたで例年のように飲み放題というわけにはいかないし……とか悩んでいたらうっかり11月も後半に入ってしまい、いいところはもう予約が取れない状態になってしまいましたと残念な報告。仕方がないので新年会でパーッと盛り上がることにしました
果物のキシリトール
暑い十月に驚きました。
でもまあ今日は雨も降ってかなり涼しかったですが。暑いだの寒いだの言ってるうちにあっという間に初雪が降って冬まっしぐらというのが新潟の秋……。
またまたキシリトールのおはなし。
虫歯予防の話はもう聞き飽きたと思いますので他の雑学をネタにしましょう。
キシリトールは最初カバノキから発見されまして「天然に存在する添加物」です。
ガムに添加されているように90%以上の量がないと虫歯予防には効果はありませんが他の食品にもキシリトールは含まれています。
野菜・果物 キシリトール (mg/100g乾物)
イエロープラム935
いちご362
カリフラワー300
ラズベリー268
チコリ258
茄子180
レタス131
ホウレン草107
キシリトールガムをよく噛んで唾液を出すことも大切なことです。ドライマウス(口腔乾燥症)の方も増えていますし、まずは噛むことに重点を置いて!
唾液には自浄作用と抗菌作用があり唾液をよく出すことが口を潤すことはもちろん虫歯や歯周病を予防します。口臭を防ぐ効果もあります。