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夏が過ぎてしまいました

テーマ: 新着情報, 虫歯 2013.09.01

私は新発田市出身なのですが、小さい頃、毎年夏休みの終わりといえば新発田祭りの最終日の帰り台輪でした。
今年は久しぶりに高校の同窓生と一緒に新発田祭りに行きました。たこ焼きとぽっぽ焼きと唐揚げを食べました。お腹いっぱいでした。

かき氷を食べるにはちょっと寒かったから食べませんでしたけど。最近はあのイチゴシロップの着色料は天然材料も使われてるんですねえ。紫芋とか紫コーンとかの赤色のようですけど、屋台のは多分赤色2号などでしょう。

あの色を見ると歯科医師の性というか…う蝕検知液を思い出します。

あるいは歯垢染色液

お子様たちは大抵赤い液体を見ると「これ、血?」という発想になるみたいです。
やはり、自己防衛本能として必要な発想で、順調に成長してきたということです。
でも、この二つは歯医者では頻繁に出てくる薬品なので慣れてもらわないと……。
上の写真は虫歯になった象牙質を染め出すう蝕検知液。今は精度が上がる成分になっており、昔より健全な部分を残せるようになりました。虫歯に塗布して洗浄すると感染した歯は赤く染まるというものです。
下はお馴染みですよね。磨き残しを染色するもの。視覚的にプラークコントロールの善し悪しを判別できるので特にお子様のブラッシング指導には有効です。
安全性は確立されていますが、アシッドレッドという着色料です。別名食用赤色
106号。
こればかりはほかに良い試薬がないので認可を受けた薬を正しい使用法で用いて治療成果を得ています。

余談ですが…赤い着色料というとセイヒョーのもも太郎を思い出します。昔は舌が赤くなったけど今は赤くなりませんよね。今は上記のイチゴシロップ同様「むらさきいも色素」を使っているんだとか。

赤い色素でよく聞くのはコチニール色素。ご存知の方もいらっしゃるかと思いますがカイガラムシ科ののエンジ虫から抽出されます。サボテンについている虫らしいですよ。
古代インカ帝国の時代から使われ洋服の着色に使われてきました。お酒のカンパリの着色にも古くから使われたということです。歴史の古い安全性のデータの多い着色料ではあります。

もちろん、どんな添加物にもアレルギーのある方はいますし、合成着色料には有害なものもありますから、慎重に用いる必要があります。

ではでは。

台風と集中豪雨に気をつけましょう。

梅雨です

テーマ: 虫歯 2013.06.28

こんにちは☂  梅雨にまっしぐらですねえ!!

梅雨が明けたら夏休み・・・・・。

早く雨がやまないかしら……。

梅雨という言葉は中国から伝わったもので一説には「ばいう」で「黴雨」からきているそうです。カビの生える季節だから!!!カビでは語感が悪いため、同じ「ばい」で季節にあった「梅」の字をあてたのだそうですよ。カビの雨じゃ、あんまりですもんね。

先日のニュースで県内の12歳児(中学一年)の虫歯数が1人平均0.6本となり、13年連続で日本一となったことを報告していました。全国平均は1.10本だそうです。保育所や幼稚園や小学校でのフッ素洗口や給食後の歯磨き、学校歯科検診後の医療機関への受診勧告のためでしょうか。

他県から引っ越してこられた方は特に幼稚園のフッ素洗口に驚かれるようです。フッ素洗口しているのにフッ素塗布しても大丈夫なのか?などと尋ねられたことがあります。答えは「大丈夫」です。
用法を守ればフッ化物歯面塗布、フッ化物洗口、フッ化物配合歯みがき剤を併用することで効果が出ます。
フッ化物歯面塗布…年2~4回 9000ppm   乳歯が生えた直後から4歳
4歳以降はフッ化物洗口と並行。成人や高齢者にも効果があります
フッ化物洗口………毎日 225ppm または 週一回 900ppm
対象年齢は4~15歳頃ですが成人高齢者にも効果があります。
フッ化物配合歯みがき剤…1000ppm以下
吐き出しができない三歳未満児には500ppmの歯みがき剤
3~6才未満グリーンピースサイズを使用。 6歳以上は歯ブラシの植毛部の半分

先日患者さんに聞かれた質問に母乳は虫歯になるかどうかということ。
「歯が生えたらフッ素塗布しなきゃ」ということでお子さんをお連れになりました。きっとまだ卒乳していないのでしょう。昔は母乳を止める時期なども一歳くらいと言われ「断乳」という表現でしたが、これも見直され母子健康手帳の記載も変更されました。
一歳で母乳を無理に止める必要はなく、母子の状況に応じて自然にやめていけば良いという考え方が主流のようです。母乳育児が虐待の防止や育児不安の軽減に役立つとも言われています。

ただし、一歳を過ぎて母乳の続いている子供には、虫歯の発生が見られやすいということはいえます。

母乳及び哺乳瓶でのミルクや飲料の摂取による虫歯は、特徴的で上の前歯に集中的に虫歯ができます。歯の表側だけでなく裏側にもでいます。上唇・上あごと舌の間に乳首がはさまれるため上の前歯の周囲に母乳やミルク、飲料がたまりやすいのです。特に睡眠中は唇や舌も動かさず唾液の分泌も減少するため、寝る前に飲んだり飲みながら眠ってしまうと、歯の表面に飲料が長時間接していることになります。
母乳やミルクに含まれる「乳糖」は砂糖ほど虫歯になりやすくはないけれど、長時間前歯の表面に母乳やミルクをためてしまうと虫歯になるわけなのです。

母乳を与えたあとにはガーゼで拭ったり歯磨きをしてあげてください。そしてフッ素塗布も定期的にw01.gif

今年も夏椿が咲きましたte01.gif

歯と口の健康週間です

テーマ: 医院紹介, 歯周病予防, 虫歯 2013.06.08

6月4日から6月10日は歯と口の健康週間です。

厚生労働省、文部科学省、日本歯科医師会が1958年から実施している週間だそうです。
 1928年から1938年まで日本歯科医師会が、「6(む)4(し)」にちなんで6月4日に「虫歯予防デー」を実施していました。1939年から1941年まで「護歯日」、1942年に「健民ムシ歯予防運動」としていましたが、1943年から1947年までは中止されていました。しかし、1949年、これを復活させる形で「口腔衛生週間」が制定されました。1952年に「口腔衛生強調運動」、1956年に再度「口腔衛生週間」に名称を変更し、1958年から2012年まで「歯の衛生週間」、そして2013年より「歯と口の健康週間」になっています。

今年、2013年の標語は「健康は 食から 歯から 元気から」

毎年標語が決まっていて時代を反映したポスターがあって面白いものです。

歯と口の健康のために、正しいブラッシングと定期的な歯科受診を!

「歯清ければ心まで」
昭和ですねえ。

梅雨入りしたそうですがいい天気が続くなあと思っていたら今日は久しぶりの雨。

ニセアカシアの香りがしたり

庭のガーベラやなでしこやカンパニュラも綺麗だし


夏はもうすぐです

(*´v`)σ*バレンタインデー♥(´v`*)

テーマ: 健康情報, 虫歯 2013.02.12

二月十四日はバレンタインデーですね。
後顧の憂いを絶つため遠征する兵士の結婚を禁じたローマ皇帝に反対したバレンタイン司祭が処刑された二月十四日を記念日としているそうですが、日本ではチョコレート屋さんの販売戦略によって女性が男性に親愛の情を込めてチョコレートを贈る風習として定着しているようです。

チョコレートは脂質が糖質の多い食品であるため、勿論歯科医としても程々に食べて欲しいなーと思っています。勿論健康に良い影響を与える成分(ポリフェノール)もありますが、あまり食べ過ぎると栄養も偏りますし虫歯にもなります。

hand02.gifポリフェノールの抗酸化作用
そもそも抗酸化作用ってなんなのか??
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酸化とは物質が酸素と結びついて錆びつかせるような事をいいます。
人間の体も錆びます。錆びると老化したり癌になったりします。人間の体は呼吸によって酸素を吸収し食物の栄養素と結びついてエネルギーを生成します余った酸素は活性酸素となります。これは体内の酵素反応を促進したり殺菌作用でバイキンを殺して病気になるのを防いでくれたりもします。しかし活性酸素は多すぎるとバイキンじゃなくて自分の細胞を攻撃してしまうのです。脂質を錆びさせれば動脈硬化を引き起こしDNAを傷つければガンを引き起こしたりもします。紫外線によるシミにも活性酸素が関係していると言われます。
この活性酸素に対抗する作用を抗酸化作用というわけです。
食品に含まれる抗酸化物質は
ビタミンC、ビタミンE、βカロチン、リコピン、ポリフェノール類(フラボノイド、カテキン、イソフラボン、アントシアニン)、クエン酸、銅、亜鉛、CoQ10、αリポ酸などなど。

そんなにか!
と突っ込みたくなります。

食品で抗酸化物質を摂取するよりまず生活習慣を改善して活性酸素をうまないようにするのが良いでしょう。
喫煙をやめ食品添加物を取り過ぎない事など、でしょうか。紫外線で活性酸素がうまれシミができるのを防ぐならばサプリメントを摂るより先に帽子や日傘や日焼けどめで紫外線を防いだほうが……。

そして、バランスよく食べましょう。

しつこいようですが

とはいえ、チョコレートは精神を落ち着かせる効果もありますし。チョコレートが好きな方はとても多いです。
そんな貴方にキシリトール100%チョコを。
あんまり「チョコレート食べた!」という満足感はないんですけど虫歯と肥満の心配がないですからね。

医院受付にてご相談ください。present02.gif

恋人たちのイベントに水を差すつもりは毛頭ありませんよ……?christmas12.gif

真夏

テーマ: 小児歯科, 虫歯 2012.08.09

毎日暑いですね~。

そして皆さん毎晩ロンドン五輪に熱くなっていらっしゃるでしょうか!?
日本勢の活躍、素晴らしいですね!国政のニュースを見忘れちゃうくらい、私も毎日テレビに釘付けです。最近朝の室温が高すぎて早起きしてしまうのですが、覚醒後すぐにテレビをつけてしまいます。そういう方多いみたいですね。活力になります。

夏といえば…新潟まつりの花火も見に行きました。

とても久しぶりでしたね。煙であまり見えなかったのですけど、それでも懐かしくて良かったです

今月号のKIDS(小さい患者さんの保護者様向けの院内壁新聞)にも書かせていただいたのですが、MIペーストについてお話しましょう。

MIペーストは虫歯予防の口腔ケア商品です。チューブに入っていて歯磨剤みたいな感じ。
CPP-ACPといいます。

不幸にして出来てしまった虫歯でも穴があかないうちなら、むやみに削らずに、フッ素、CPP-ACP(リカルデント)やキシリトールを使用したり、唾液の分泌をよくするなど、再石灰化を促す努力をすれば、虫歯の進行を止め元の状態に回復させることができます。
CPP-ACP(リカルデント)は、メルボルン大学 レイノルズ教授らのグループによって開発された牛乳由来タンパク質の分解物であるカゼインホスホペプチド(CPP)と、非結晶性リン酸カルシウム(ACP)の複合体です。CPP-ACPはカルシウムとリンを高い濃度で口腔内に供給してくれます。
これによって再石灰化が進みます。
歯科医院での歯のクリーニングの後で用いると特に効果が高いと言われますが、自宅でもよく歯磨きしたあとに塗布しましょう。
歯はもともと脱灰(カルシウムが溶けること)と再石灰化(カルシウムが歯の中に戻ること)を繰り返しています。生えたばかりの歯はとても虫歯になりやすいですがこの時期に虫歯にさせないで乗り切ると歯質は強くなり虫歯になりにくくなっていきます。再石灰化したところは虫歯になりにくいという説もありますから、まずは生活習慣を見直し食習慣とブラッシング、それらを補う意味でフッ素とMIペーストはとても有効でしょう。二つを一緒に使ったほうがより効果的です。

いちご、バニラ、メロン、ヨーグルト、ミント味の他に期間限定でマスカット味というのが出ているようです。チョコレート味もあったのですがこれが限定味だったようで今はもう手に入らないみたいですね。

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医療DX推進体制整備について以下の通り対応を行っています。