■ カテゴリー: 小児歯科
はみがきのこと
雪が降りました。新潟市内の平野部にも多少の積雪がありましたけど、当院は海に近いせいもあって今朝の段階では全く白いものがありませんでした。私やスタッフたちが車に載せてきた雪が落ちて駐車場にコロコロ転がっているくらいで。
これからどんどん寒くなって雪も降って‥‥と考えると少し憂鬱。
12月は予約が混み合ってなかなか急患さんをすぐ拝見できなくて大変申しわせない日々です。なんとかしなければ!と合間に拝見するのですが、予約の方もそんなに長くお待たせするわけにいかなくて。ジレンマですね。
近頃歯みがきが疎かすぎる方が増えている感じ。寒くなってみなさんいろいろ縮こまっているのかしら。
単純にやる気がないとか習慣がないとかいう事もありますが。大人の場合はちょっと心の病の方も多かったりしてデリケートな問題だけにアプローチに悩みます。少しでも気持ちのほうもお口の中のことも改善するお手伝いができたらいいと思っています。今は口の中にまでそんなに意識が向かないとしても、それでも歯科医院に行こうと思ってケアに来てくださるそれだけのモチベーションがうれしいです。結構歯科って皆さんのトラウマだから。
歯磨きって結構いろんな要素が必要だと思うのです。
まず、子供のころからの習慣。でもこれは大人になってからでも習慣化することは可能です。虫歯や歯周病で歯科医院に受診した際の歯磨き指導かしっかり歯磨きするようになったという方もいれば、配偶者がたまたま丁寧な歯磨きの習慣のある人で、つられてフロスを使うようになったとか。試しに使ったフロスについた自分の歯垢のにおいをかいで「こんなのつけておけない」と青ざめたとか、まあいろいろ。
あと、感覚。舌で歯に触れたときの感覚。ツルツルなのが普通で、そうじゃない歯垢のついた状態を異常(異変?)と感じ取れる敏感さがあるかどうか。口の中の粘つきを自分で感知できるかとか。
そして、動作。歯ブラシの動きを指先でコントロールできるか。そして磨いている場所を頭の中の地図で意識できているか?
子供に歯磨きを教えるときに口の模型を隣にもっていって一緒に磨くという事をします。子どもの未熟な空間把握を補助するためです。それと口の中の感覚(歯ブラシどこ当たっているの?)を一致させる。
当たり前の事のようですけど小学生には結構むつかしい。時には大人でも自分で自分の口の中のどこを磨いているのか意識できているのか怪しい方はいらっしゃいます。でも毎日お風呂には入ると思うしその時体は割と隅々洗いますよね?腕~脇の下~ふくらはぎ~って。同じことなんだけど、歯って混み合ってるし28本もあるから、やっぱり大変
きれいに磨けたら、きもちいいです。もちろん健康にもいいし。
台風の被害にあわれた方にお見舞い申し上げます
今年の台風はものすごいですね。北海道に三回も上陸とのことでかなりの被害との報道を目にしました。新潟県では糸魚川で国道が土砂崩れしたり家屋が浸水したりと被害が出たとのことでした。お見舞い申し上げます。
台風が過ぎ去ったら残暑も厳しく今日も三十度を超えました。エアコンで室内は適温のはずなのに湿度が高いのかだらだら汗かきますね。できるだけ快適な環境で治療を受けていただけるように気を付けてはいるのですが、ご指摘いただければ幸いです。
毎年の事ではありますし、この暑さもほんと一時だけで九月になれば嘘のように朝晩涼しくなる‥‥と信じているのですが。
子供たちの夏休みもあと一週間ですね。宿題は終わりましたか??
一学期中に行われた歯科検診で治療勧告(歯医者さんに行くように!)の紙をもらっていたら是非夏の間に治してしまいましょうね。
夏休みは生活習慣が乱れがちですし、アイスクリームなど糖分脂肪分の多い間食をとる機会も多い事でしょう。一日のうちで一回は時間をかけてしっかり歯垢を落とすようにしましょう。できれば寝る前歯磨きで時間をかけましょう。虫歯菌で酸性に傾いたお口の中を唾液が中和してくれるのですが、就寝時は唾液も少なくなり一番虫歯になりやすいとされています。寝る前の歯磨きがおろそかだと朝起きたときに口が粘ついたりしますよね。ひょっとしたらお口の中は虫歯菌のパラダイスかもしれませんよ‥‥。ゾク‥‥。
ゴールデンウィーク
暖かくなりましたね ゴールデンウィーク前半に入った途端に気温が上がりましたね。 せいだデンタルクリニックは暦通り五月三日ら六日までお休みします。七日は木曜日ですが診療いたしますのでよろしくお願いします。
四月五月六月は学校歯科健診が行われます。
虫歯、歯肉炎、歯並びなどの診査項目がありますが、歯科健診結果のお知らせの用紙を担任や養護教諭から受け取ったら速やかに歯科医院に受診するようにいたしましょう。
新潟の小学生はほかの都道府県から比較して虫歯が少ないそうです。それはおそらくフッ化物洗口が多くの施設で行われているからでしょう。平成24年3月末で実施施設数は929、実施人数は93,002名だそうです。とはいえやはり虫歯になるお子さんはいますし、歯科医院での定期的なメンテナンス、予防処置も必要だと思われます。たとえ虫歯にならなくとも、歯肉炎の小学生を多く見かけます。生活習慣の見直し等必要な場合もあります。 なぜ虫歯予防が重要なのでしょうか? どんな病気も予防に勝る治療なし…ですが特に虫歯は予防が重要です。
慢性疾患であること
虫歯は気づかないうちに徐々に進行します。初期の虫歯は症状がないので健診で早く見つけてもらうことが大切です。
小児疾患であること
虫歯が最もできやすい時期は、歯が生え始めて間もない時期(2~3年)であり、虫歯は子供の病気であるといえます。
不可逆性疾患であること
虫歯は一度できて穴が開いてしまうと、その部分は元の健康な歯の質には戻りません。治療により金属やプラスチックなどを詰めたり被せたりしなければならず、これも元の健康な歯に戻ったことにはなりません。また、治療しても虫歯になりやすい生活環境や習慣が改善されなければ、治療した歯が再び虫歯になる可能性は高く、治療を繰り返しているうちに最終的には歯を抜かなければならなくなることもあります。
歯は一生ものです。
気を付けましょうね
桃の節句
三月三日は桃の節句ですね。
ひな祭りは、高貴な生まれの女の子の厄除けと健康祈願のお祝いとしての「桃の節句」が、庶民の間にも定着して行ったお祝いです。ですから単なるお祭りではなく、お七夜やお宮参りと同じく女の赤ちゃんのすこやかな成長を願う行事です。いうなればお雛さまは、赤ちゃんに降りかかろうとする災厄を、代わりに引き受けてくれる災厄除けの守り神のようなもの。気持ちの問題ですが、省略せずにきちんとお祝いしてあげてくださいね。
知り合いに「もう実家に住んでない場合ってお雛様を親は飾るのかな?」と尋ねたところ、ちゃんと飾られているらしいです。娘を思う気持ちはとうに自立して離れて暮らしていても同じなのでしょう。なおさら?
しかし。誤算が一つ。
ひな祭り本番前に桃が開花して菜の花が枯れてしまいそうなこと
ピンクや緑で色づけされて目にも楽しいですよね。
お餅を細かく切ってオーブンで焼きお砂糖を振れば出来上がりです。
今はむらさき芋パウダーとか人参パウダーとか天然素材のものも手に入るので砂糖とパウダーを水で溶いて加熱し焼いたお餅を絡めれば彩も豊かです。
お砂糖は虫歯の原因ですから、食べた後は歯磨きを!
もうすぐ春を迎えて卒業卒園のシーズンですね。
みなさん希望にあふれた春になりますように!推薦で学校に受かっちゃったけど勉強についていけるか心配だとか、小学校で友達沢山ほしいだとか、春から新しい趣味を始めるとか、皆さんからいろいろなお声を聞くととても楽しくなります。
四月から六月は学校歯科健診の時期です。この機会にお子さんのお口の中に意識を向けてみてください。虫歯はなくとも歯肉炎のあるお子様が増えています。生活習慣を見直すなど家族の会話の中でお口の健康について触れてみていただければ幸いです。
雨ばっかりですね
近頃急に寒くなりましたし雨ばかり・・・・。
でも全国的に11月はこれまで降水量が少なくて最近の雨でやっと平年並みというところらしいです。新潟も。
最近知り合いのお子さんが溶連菌に感染したとの報告がありました。その時は「合併症とか起こすと大変だからお大事にね」といいましたけど、ここいらで溶連菌感染症について復習を。
溶連菌感染症=A群β溶血性連鎖球菌に感染することを言います。潜伏期間は2~5日。
よく「子供がかかる病気」とも言われますが、体の抵抗力や免疫力が低下している大人や妊婦でも感染します。
高熱が出て、喉が痛み、舌に真っ赤なプツプツ(いちご舌)が現れるのが特徴です。
溶連菌はインフルエンザやはしかほどの強い感染力は持っていませんが、くしゃみや咳などの飛沫感染によって人にうつることが多く、特に「5歳から15歳の間では感染しやすい」と言われています。
溶連菌が流行っていて、抵抗力が低下している場合には保育園や学校などの人が多く集まる場所での注意が必要です。
溶連菌は普通は抗生剤がよく効きます医師から処方されるとおりに10日から二週間程度飲み続けてしっかり治しましょう。
熱が下がったといって薬を中断しすぐふらふら出歩いていてはいけません。
それはなぜか!?
合併症が怖いから。
溶連菌感染症は溶連菌一次症と溶連菌二次症に分けられます。
溶連菌一次症は前述のように熱や喉の痛みが主な症状です。
溶連菌一次症をしっかり完治しないと、今度は溶連菌二次症である急性糸球体腎炎やリウマチ熱を併発してしまうことがあります。溶連菌は一次症の後に起こる二次症の合併症の方が危険度が高いので、再発を予防するためにも安心せずに完治させることが大切です。